前後で散る火花 欲を言えば、横に並ぶ姿が見たかった【カメラマンの景色】

前後で散る火花 欲を言えば、横に並ぶ姿が見たかった【カメラマンの景色】

来年は、2人が一緒に回る姿を見たい(撮影:佐々木啓)

毎週、ゴルフツアー会場で選手たちを撮影し続けるプロカメラマン。インサイドロープでプロゴルファーの凄みや熱気を感じ、ときおり会話のやりとりを見聞きするなど、“試合中の選手たちに最も近いメディア”であるツアーカメラマンが見た印象的な景色を紹介する。【ZOZO Championship編】


日本で初めて行われた米ツアーは、タイガー・ウッズ(米国)がツアー最多タイの82勝を達成するという快挙で幕を閉じた。加えて、日本を代表する松山英樹と優勝争いを演じるという、これ以上ないシナリオで。

「始まる前からとても楽しみにしていました。本戦前の月曜から、練習グリーンでタイガー選手とマキロイ選手が一緒に練習しているのを見たときは、不思議な感覚でした」と佐々木啓カメラマン。日本にこれだけのトップ選手が一堂に会する風景は、ゴルフファンだけでなく、メディアにとっても貴重な1週間だった。

大会初日は1万8000人超え、日曜は2万2000人という驚異的な観客動員数を記録。会場は人で溢れ、あちこちで歓声や拍手が鳴り響く。中々日本では感じることができない熱気で包まれていた。「最終日は接戦の優勝争いの末、タイガー選手の82勝目を撮影できる最高の展開。ただ、欲を言えば最終ラウンドは2人が一緒に回る姿が見たかった」。

競技が順延となったため、第3ラウンドを終えてグループの組み替えを行うこと無くそのまま最終ラウンドへ。そのため、単独首位のウッズと単独2位の松山は、最終組と1組前に分かれてのラウンド。

組は別々となったが、1打先をいく松山のナイスショットや、グリーン上でのパフォーマンスをじっと見つめながらプレーするウッズ。横に並んで歩く姿は見られなかったが、静かに火花を散らす様子が印象的だった。「2人で回る姿は、来年の楽しみにしたいと思います」。大盛況で終えた第1回大会。来年は、どんなドラマが生まれるのだろうか。

<ゴルフ情報ALBA.Net>

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