大声援が勇気を後押し!母国開催で魅せた勝負をかけたショット【カメラマンの景色】

大声援が勇気を後押し!母国開催で魅せた勝負をかけたショット【カメラマンの景色】

迷いなく放った一打 大声援が後押し(撮影:岩本芳弘)

毎週、ゴルフツアー会場で選手たちを撮影し続けるプロカメラマン。インサイドロープでプロゴルファーの凄みや熱気を感じ、ときおり会話のやりとりを見聞きするなど、“試合中の選手たちに最も近いメディア”であるツアーカメラマンが見た印象的な景色を紹介する。【ZOZO Championship編】


日本で初めて開催された米国男子ツアー「ZOZO Championship」は、台風21号の影響で2日目が中止、月曜日に大会5日目が開催されるなどイレギュラーなスケジュールとなったが大いに盛り上がった。しかも、米最多勝利数タイの記録がかかるタイガー・ウッズ(米国)と日本の怪物・松山英樹の優勝争いという最高の展開となった。

大会初日は1万8000人超え、日曜は2万2000人という驚異的な観客動員数を記録。「ギャラリーの方々の力。名前を呼んでいただけるだけでうれしい」と話したように、大ギャラリーの声援は松山の力となった。

「声援に勇気をもらい勝負した1打の一つだったと思います」と岩本芳弘カメラマンが語るのが、大会4日目の第4ラウンドでの9番ホールの2打目。ティショットを曲げてボールは木の根元へ。グリーンを狙うには目の前の木がスタイミーな状況だった。

「しかし、ボール地点に歩いてきた松山選手に迷いは無くグリーン方向しか見ておりません。『狙うの?』というギャラリーの声も聞こえるなか、ビシッ!と5番アイアンで打った瞬間! ギャラリーからは『オー!』という歓声と共に『松山〜』『ヒデキ〜』『頑張れ〜』とあちこちから声援が響き渡りました。響き渡る大歓声に心を打たれる。そんな不思議な思いでした」(岩本カメラマン)

このホールをパーとして、最終日まで優勝の可能性を残した松山。勝つことはできなかったが大きなインパクトを残した。「日本で初めての開催となるPGAツアーは大ギャラリー、大歓声のおかげで、松山選手だけで無く、PGAツアー選手も今までに無い勇気をもらい気持ちよくプレー出来たと思います」と年間に何度もPGAツアーを撮影する岩本カメラマンも驚きの熱気に包まれた一週間だった。

<ゴルフ情報ALBA.Net>