昨年初V大会を前に復調気配 木下裕太は浮上のきっかけを掴めるか

昨年初V大会を前に復調気配 木下裕太は浮上のきっかけを掴めるか

木下裕太は浮上のきっかけを掴めるか(撮影:村上航)

<マイナビABCチャンピオンシップ 事前情報◇30日◇ABCゴルフ倶楽部(兵庫県)◇7200ヤード・パー72>

プレーオフでイーグルを決めて劇的優勝を果たした舞台に木下裕太が戻ってきた。まさに光陰矢のごとし。「あっという間でしたね(笑)」という一年間だった。


だが、この一年間は苦しい内容だった。「もっと良くしようと思ってクラブをいっぱい替えて、球筋もフェードからドローにと大幅に変えたらワケが分からなくなった」。今季は23位が最上位。昨年優勝した選手としてはかなり寂しい数字となっていた。

「学生時代はドローだったので、本当はドローを打ちたいのですが、以前おかしくなったときにフェードにした。そこから5年くらいフェードでやって良くなった。それをドローにもう一度したらもう少し良くなるのかなと思ったけど……縦距離とかもズレだして、クラブもドライバー、アイアン、ウェッジと替えていたからごちゃごちゃになりすぎた」

球筋をあたらめてフェードに戻すなど、変えていたものを元に戻した。精神面で上昇気配もある。「思ったよりひどくなってしまったのでちょっと焦っていました。焦るほど上手くいかなくなって……。でもいい意味でまた吹っ切ってやろうと」。気持ちを切り替えたことで「上向いている感じはあります」。ハッキリと言えるまでになった。

そうして迎える今大会の予選ラウンドでは、同じ千葉県内のジュニアスクールで腕を磨いた1学年上の池田勇太と同組に。「勇太さんにはいつも負けてきた」と、常に壁として立ちはだかった存在である。「初日から同じ組に入るのは初めてなのでドキドキワクワクです。オーラがありますからね。下手なプレーをしたら“何やってんだ、おめー”と言われそうなので、ちょっと頑張らないと(笑)」。こうした刺激も楽しみの一つだ。

初優勝を挙げた大会を前に「よくなりそうなきっかけはあります。コースで特に変わった部分もなかったですし、良いイメージが残ってる」と言えるところまで復調してきた木下。「最終日に優勝が見える位置で入りたい。4打差くらいまでにいれたら最終日楽しいプレーができるかな」。好材料はそろっている。あとはどう、料理をするかだ。

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