日頃の鍛錬が優勝をたぐり寄せた! 阿部真太郎を救った18番のリカバリーショット

日頃の鍛錬が優勝をたぐり寄せた! 阿部真太郎を救った18番のリカバリーショット

「パターだけは最後までよかったんです」と優勝の要因を挙げた阿部真太郎(撮影:ALBA)

<第21回PGAティーチングプロ選手権大会ゴルフパートナーカップ2019 最終日◇1日◇高坂CC・米山C(埼玉県)◇6646ヤード・パー72>

ゴルフを教える「ティーチングプロ」のナンバーワン決定戦「第21回PGAティーチングプロ選手権大会 ゴルフパートナーカップ2019」最終日。初日を2アンダーの首位タイ発進となった阿部真太郎は、最終日のこの日も前半を2バーディ・ノーボギーと完璧なゴルフ。通算4アンダーとし、悠々と単独首位を走っていた。


しかし、本人の中には「このままはいかないだろう」という緊張感があった。予感は的中する。10番パー4のピンチこそ切り抜けたが、ティショットが右にいく。15番パー3、17番パー4をボギーとし、2位と2打差となった最終ホールのティショットも右に出た。

グリーンは狙えないツマ先上がりの斜面。刻みたい方向にはバンカーが待ち受ける。

「6番アイアンでバンカーには絶対に入らないようにカットに打ちました。月に1回ぐらいの割合でティーチングプロ仲間とラウンドをし、情報交換をしています。最新の情報を常に仕入れていかないと、生徒に教えるにしても厳しいですから。そういった経験が生きた1打でした」

リカバリーに成功した阿部は、3打目を寄せて2パットのボギー。後半は39と苦しんだが、それでも「優勝したのは本当に最後に知ったんですけどね」と初Vに顔をほころばせた。

日台荏原高校(東京都)から日体大と歩みツアー出場を夢見てきたが、その壁は高かった。「ティーチングで自信をつけてもいいんじゃないの?」という家族の後押しもあり、2013年に資格(TP-B級)を取得。現在は45歳で、世田谷区(東京都)で個人レッスンを中心に活動している。

「チャレンジは経験ありますが、レギュラーツアーには出たことがありません。それが来年は日本プロ(栃木県・日光CC)の出場ですからね。大会まで時間があるので自分のゴルフを見直し、予選通過をできるように頑張ります」

笑顔から一転、締まった表情で目を輝かせた。

<ゴルフ情報ALBA.Net>