大会終了→即プロテストへ! 田中瑞希がくだした“試合に出る”という選択、その理由

大会終了→即プロテストへ! 田中瑞希がくだした“試合に出る”という選択、その理由

“黄金世代”の一人、田中瑞希 過密日程で運命のプロテストへ(撮影:米山聡明)

<樋口久子 三菱電機レディス 2日目◇2日◇武蔵丘ゴルフコース(埼玉県)◇6585ヤード・パー72>

過密日程もなんのその! 今年のプロテスト合格を目指す黄金世代の田中瑞希が、イーブンパー・30位タイで予選を通過。3日間のラウンドを終えると、すぐさま大事なテストウィークに突入する。


その日程はかなり過密だ。今週の月曜日、火曜日にはプロテストの会場となる岡山県のJFE瀬戸内海ゴルフ倶楽部で練習ラウンドを実施。水曜を移動日に充て、木曜日に武蔵丘ゴルフコースに入ると、ここで練習ラウンドを行った。そして金曜日からあすまで3日間の戦いを終えると、再び岡山に移動。月曜日にハーフを回って、火曜日からの本番に挑む計画を立てている。

テストの前週とあって、試合を休んで最終調整するという選択肢もありそうだが、田中はあえて出場することを選んだ。「休んでしまうとダラダラしてしまうので」と、緊張感を維持したまま来週に臨むのが目的だ。厳しい日程にも、「若いですから(笑)」と涼しい表情。「飛行機で寝れば回復します」と言う、その言葉も力強い。

田中にとって、レギュラーツアーを戦ったこの1年間は大きな自信にもなっている。今年で3度目のプロテスト受験だが、過去2年間は本番を前にすると「不安でした」とナーバスにもなっていた。だが、今年はこの試合が32試合目のレギュラーツアー。転戦を重ねるなかで、プロテストもそのうちの1試合という考え方ができるようになった。だからこそ、これまでの流れを変えたくはなかった。

「私がラウンドした時は吹いてなかったですが、コースは風が吹くとかなり印象が変わるようなので、そこには気をつけたいですね。その時の体調や運もあるとは思いますが、フェアウェイも広いですし、普段通りプレーできると思います」。1年前に比べ、格段に精神的な余裕は大きくなった。

今年はトーナメント会場で佐伯三貴と練習ラウンドをともにし、技術面のアドバイスや、コースマネジメントも学んできた。その佐伯には「もっと緊張感をもちなさい」と“叱咤”されたというが、それほど自然体でテスト前の時間を過ごしている。

「試合に出て、そこでしっかりとゴルフに取り組みます!」。今年のプロテストは安田祐香らアマチュアも豊作。さらに田中同様、三浦桃香、丹萌乃といったレギュラーツアーで経験を積んだ選手や、アン・シネ(韓国)、今季のステップ・アップ・ツアー賞金女王のヌック・スカパン(タイ)といった海外勢の層も厚い。激戦が予想されるなか、田中は“試合に出続ける”という選択を、強みに変えていくつもりだ。(文・間宮輝憲)

<ゴルフ情報ALBA.Net>

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