一時離脱→予選落ちからの年間5勝目達成 天を仰ぎ勝利をかみ締める姿に感動【カメラマンの景色】

一時離脱→予選落ちからの年間5勝目達成 天を仰ぎ勝利をかみ締める姿に感動【カメラマンの景色】

鈴木愛 天を仰ぎ今季5勝目をかみ締める(撮影:鈴木祥)

毎週、ゴルフツアー会場で選手たちを撮影し続けるプロカメラマン。インサイドロープでプロゴルファーの凄みや熱気を感じ、ときおり会話のやりとりを見聞きするなど、“試合中の選手たちに最も近いメディア”であるツアーカメラマンが見た印象的な景色を紹介する。【樋口久子 三菱電機レディス編】


2017年の賞金女王が、4年連続で賞金1億円を突破した。三菱電機レディスで今季5勝目を手にした鈴木愛。順調にキャリアを積んでいるが、9月から4試合を欠場した。昨年中盤に続き、大事な秋の時期はケガとの戦いでもあった。

公式戦の「日本女子オープン」を休むなど、左親指痛に苦しんだ。さらに、そのあいだは精神的にも落ち込んでいたと明かした。それでも、2度目の賞金女王に向けて諦めないその姿は鬼気迫るものがあった。

前週の大会でツアー復帰を果たし予選落ち。その翌週に優勝した鈴木を見て「やっぱり愛ちゃんは強いなという印象を受けました。つらい時期もあったでしょうが、それを乗り越えて女王を争う申ジエ選手との一騎打ちで勝利。日本のエースだということをあらためて感じました」と鈴木祥カメラマンは振り返る。

「年間5勝というのはすごいことで、日本人選手で近年達成している人はいませんよね。いろいろな思いがあったのだと思います」。最後に天を仰ぐこの感動的なシーンを見た時には、「相当なプレッシャーの下にいたのだなと思いました」という思いで、勝利をかみ締めるこのシーンをカメラにそっと収めた。

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