松田鈴英は「やわらぎ」の実家通いで心身充実 地元V達成なら…米ツアー行きに迷いなし

松田鈴英は「やわらぎ」の実家通いで心身充実 地元V達成なら…米ツアー行きに迷いなし

松田鈴英 地元で初優勝狙います(撮影:上山敬太)

<TOTOジャパンクラシック 事前情報◇7日◇瀬田ゴルフコース 北コース(滋賀県)◇6659ヤード・パー72>

今大会には地元・滋賀県出身選手として松田鈴英、吉本ひかるの2人が出場。その一人の松田は、実家がコースから車で約1時間という“好立地”を生かし、心身ともに充実した状態で3日間の大会に挑む。


「今の私には実家から通えるのは、ちょうどいい。“やわらぎ”です」とリラックスした笑顔を見せる松田。ホテル暮らしが続くなかで訪れた1週間の実家生活を満喫している。

初優勝が期待された今季は開幕戦の5位など、上々の滑り出しを見せた。それでもなかなか栄冠に手が届かず。「スタンレーレディス」からは3戦連続で予選落ちと、秋口に入ってからは苦しい時間を過ごしている。それでも「富士通レディース」後の賞金ランク35位までに与えられる今大会の出場権を「ギリギリ」でゲット。「絶対に出たいと思っていた大会」のメンバーに名を連ねた。

実家暮らしでうれしいのは、やはり“母の味”を堪能できること。「お母さんが頑張ってくれて、朝も夜もすごい量の料理を出してくれます。逆に多いくらい」と笑うが、「おいしいし、すごく幸せです」と大きな活力になっている。遠征続きだとどうしても外食がメインになってしまうが、今週は鍋、中華、和食…と、日ごとに変わる愛情たっぷりのメニューに舌鼓を打つ毎日だ。

コースについては、やはりその特徴でもある受けグリーンを警戒。「上からの傾斜が速いので、“手前から”を徹底して攻めていきたいです。でもコースは好きなので悪い印象はありません」とグリーンでのポジションなどに神経を使いながらラウンドを続けていく。

地元で行われる今季唯一の大会は、優勝したら来年の米女子ツアー出場権が得られる大会でもある。松田にその話を振ると、「優勝したら迷わず(米ツアーに)いきます。今の私には狙えるチャンスがこの試合しかないので、けっこう頑張りたい」と断言した。さらに来年の米国本格参戦を断念した渋野日向子についても、「メジャーに勝って日本のシードも3年あるし、海外に行かないのはもったいないなと思います。私はまだそのレベルではないけど、渋野くらいの実力があったら絶対に行きます」という胸のうちも明かしてくれた。

「ショットの状態はいいので、あとは気持ち。今は“ダメダメ”と思いすぎている。もちろん優勝を狙っていきたいですけど、海外の選手と回る機会はあまりないので、まずは勉強しつつ、吸収しつつ頑張りたいです。地元でいろいろな人も応援に来てくれるので、楽しみながらいいプレーを見せられたらいいですね」。やわらかい雰囲気に秘めた熱き思いを前面に出し、地元で“日米初優勝”を狙いに行く。(文・間宮輝憲)

<ゴルフ情報ALBA.Net>