“1勝の賞金王”に募る悔しさ 今平周吾がまたも惜敗「優勝しないと意味が無い」

“1勝の賞金王”に募る悔しさ 今平周吾がまたも惜敗「優勝しないと意味が無い」

またも2位 悔しさが募る…(撮影:佐々木啓)

<HEIWA・PGM CHAMPIONSHIP 最終日◇10日◇PGMゴルフリゾート沖縄(沖縄)◇7226ヤード・パー71>

今シーズンの成績に、再び「2」が刻まれた。5度目の単独2位に、「優勝しないと意味が無い」。


今季21試合を終えて、棄権した開幕戦をのぞけば予選落ちはゼロ。14度のトップ10入りを果たし、世界ランクも自身初の50位に入った。賞金ランクも1位に立ち、2年連続賞金王に向けて順調に歩を進めている。しかし、なかなか勝ちが来ない。

首位と1打差で迎えた最終日。前半を終えて4バーディ・ノーボギーのチャージをかけて、折り返した時点でチェ・ホソン(韓国)に1打差をつけて単独トップに立った。11番で再び1打差の2位に後退したが、15番で獲り返してトータル13アンダーで首位タイに並ぶ。

このままプレーオフにもつれ込むかに思えたが、17番パー4(400ヤード)で流れが変わる。ティショットを右のラフにいれ、「フライヤーを計算しすぎて、思ったより飛ばなくて手前に落ちてしまった」。ピンまで残り107ヤードの2打目は大きくショートしてこのホールをボギー。バーディを奪ったホソンに2打差を開けられて最終ホールに突入した。

優勝へのチャンスをつかむには、イーグルしかない。フェアウェイから放ったセカンドは、ピンそばに着弾し、グリーン回りの観客からは歓声が上がる。ところが、「いいところに落ちたけど、止まらなくて」と、そのままグリーンをオーバーして奥のカラーに転がり出た。アプローチで3mに寄せると、そこから2パットのパーでフィニッシュ。2打差を縮めることができず、単独2位に終わった。

昨年は、“42年ぶりのシーズン1勝の賞金王”と取り上げられた。今年も賞金ランク1位に立っているが、優勝は「ブリヂストンオープン」の1勝のみ。調子も悪くない。安定した成績を残しているがゆえに、勝ちきれないもどかしさが募る。「経験していく中で、これを反省しながらやっていきたい」。淡々と答える言葉の節々には、悔しさがにじんでいた。(文・谷口愛純)

<ゴルフ情報ALBA.Net>