賞金ランク3位“陥落”に渋野日向子「抜かれて当然」 東京五輪チケットの行方も混とん…

渋野日向子、賞金ランク争いで3位"陥落"も「抜かれて当然」 鈴木愛が優勝し2位に浮上

記事まとめ

  • TOTOジャパンクラシックでは鈴木愛が優勝し、賞金通算獲得は1億2663万5165円となった
  • トータル7アンダー・13位タイで終えた渋野日向子は、賞金ランク2位から3位へと"陥落"
  • 賞金女王へは「残り3試合は全部優勝じゃないと無理だと思う」と危機感を口にした

賞金ランク3位“陥落”に渋野日向子「抜かれて当然」 東京五輪チケットの行方も混とん…

賞金ランク3位“陥落”に渋野日向子「抜かれて当然」 東京五輪チケットの行方も混とん…

渋野日向子は13位タイ 女王争いはますますし烈に(撮影:上山敬太)

<TOTOジャパンクラシック 最終日◇10日◇瀬田ゴルフコース 北コース(滋賀県)◇6659ヤード・パー72>

逆転での賞金女王戴冠、来年の東京五輪に向けた世界ランクアップなど、今後に大きな意味を持つ大会に臨んだ渋野日向子。単独首位に立っていた鈴木愛と6打差の位置からその背中を追ったが、5バーディ・4ボギーの「71」と1つスコアを伸ばすにとどまり、トータル7アンダー・13位タイで3日間の大会を終えた。


1番パー5で3日連続となるバーディを奪ったものの、4番では70cmのパーパットを外すまさかの展開。自分でも「ビックリした。『えっ!?』ってなった……」というプレーもあって流れをつかみそこねた。さらに「バーディを獲ると言ったのにグリーンに乗りもしない。アイアンがインパクトの瞬間に緩んでしまっているのか、右や左に飛んでどうしようもなかった」と、18ホール中12ホールという数字にも表れた“パーオン”という部分でも納得がいかなかった。

伸ばしては落とすというラウンドのなか17番でバーディを奪うと、最終18番でも「よく入れましたよね。最後は『曲がるな、曲がるな』と思ったのでホッとしました」という6mのチャンスを決めて、2連続バーディ締め。だが「そこまでは“ポンコツ”でしたね。自分のなかの流行語“ポンコツ”にあてはまるようなゴルフ」と開幕前に出た話題に引っ掛けて、一日を振り返った。

賞金がドル建てのため、正確な加算額は明日11日(月)の換算レートで決まるが、1ドル=110円換算で算出すると、渋野は254万4850円を加算。通算獲得を1億1995万6420円に伸ばした。しかし前週まで賞金ランク3位だった鈴木愛が優勝し、2475万円を獲得したことで1億2663万5165円とし、渋野は、申ジエ(韓国)に次ぐ2位の座から3位へと“陥落”。1位のジエ(1億3349万292円)との差は1353万円程度となりそうだ。

この話題を振られると、「結果を出さないといけないなかで出し切れてない。抜かれて当然」とサバサバとした表情でコメント。「そこは経験や実力の差だと思うし、自分がまだまだレベルが低いと実感します」と受け止めた。さらに鈴木は世界ランクでも現在の24位から20位前後まで浮上することが予想され、13位で日本人2番手につける渋野との差を縮めてくる。現状では日本人で2人が得る東京五輪チケット争いも、一気にヒートアップする。

賞金女王へは「残り3試合は全部優勝じゃないと無理だと思う」という危機感を口にし、世界ランクについても「維持あるいは上位に行くにはトップ10……トップ5に入らないと」と改めて気持ちを引き締めた。東京五輪争いについては、「私は全英の1発でだけで、(世界ランクを)徐々に上げたわけではない。実力は全然違う。……みんなで行ければいいんですけどね(笑)」と“シブコ節”も交えて笑いを誘ったが、終盤戦で気を緩めることができる試合は1つもないことは、渋野が一番よく理解している。(文・間宮輝憲)

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