初日トップは“長年のシード選手”と“ルーキー”の2人 木戸愛はアルバトロス逃すも「残り3日間も自信もって」

初日トップは“長年のシード選手”と“ルーキー”の2人 木戸愛はアルバトロス逃すも「残り3日間も自信もって」

再起に向けて好スタートを切った木戸愛(撮影:ALBA)

<LPGA QTファイナルステージ 初日◇3日◇こだまゴルフクラブ (埼玉県)◇6472ヤード・パー72>

長年シード選手としてレギュラーツアーで戦ってきた選手と、今年のプロテストに合格したばかりのルーキーが、初日トップに立った。この日ベストとなる6アンダーをマークしたのが、今季シードを喪失した木戸愛と、プロテスト合格直後で来年1月に晴れて正会員となる河野杏奈。来季前半戦出場権に向け、“両極端の経歴”といえる2人が大きな貯金を作った。


2011年に初シードを獲得して以降ずっとその座を守りながらも、今季は賞金ランク74位に終わり肩書を失った木戸が意地のプレーを見せた。3つ伸ばして迎えた11番パー5では、ピンまで224ヤードの位置から3番ウッドを振り抜くと、そのボールがピンを直撃。あとわずかでアルバトロスという一打も飛び出す一日となった。結果的にここは横3mのイーグルパットを外し、バーディとしたが、その後も「パターは入るし、ショットもついてくれた」というプレーに変わりはなし。12、14番でもバーディを奪い、首位発進を決めた。

2週前の「大王製紙エリエールレディス」で予選落ちし、シード選手の肩書を失った。それでもすぐに気持ちを切り替え、「QTのために1週間、練習で研ぎ澄ませていました」と集中状態を保った。さらにその週に行われていた今季最終戦「LPGAツアーチャンピオンシップリコーカップ」を見て、「来年出られるように頑張ろう」と気持ちも高めた。「残り3日間も自信をもっていきたい」。もちろん、ここは通過点でしかない。

一方、もう一人のトップは、11月に行われた最終プロテストを15位タイで通過したばかりの20歳・河野だ。「ドライバーがよかった」と、しっかりとフェアウェイからセカンド以降を打てたことをスコアメイクのカギに挙げた。

先週のファーストステージは“ハラハラ”しながら勝ち上がった。千葉県の房総CC房総Gで行われたA地区に参加した河野は、トータル8オーバーの17位でファイナルステージ進出が決定。すぐ下の9オーバーグループは、『最終日のスコア』などの規定で当落が決まっていたこともあり、その最終ホールでは「バーディを決めないとやばいな」と内心焦りながらのプレーとなった。さらにここで残っていたパッティングの距離は下りで、かつフックの6mと超難題。しかし、これをねじ込んでバーディを奪い、無事通過につなげた。

「プロテストの1次、2次もギリギリだったし、これからまたギリギリになると思います」と周囲を笑わせたが、このQTでは「(来季フル出場できるラインとみられる)30位以内には入りたいけど、そこを目指すときっと打ってしまうので、しっかりと明日も伸ばしたいです」と、“余力”を持ちながらの通過を目指している。(文・間宮輝憲)

<ゴルフ情報ALBA.Net>

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