「スコアが悪くても楽しめそう」 藤田寛之、50歳の目に映る“お祭り”の景色

「スコアが悪くても楽しめそう」 藤田寛之、50歳の目に映る“お祭り”の景色

大ベテランの輝き 3アンダーの好発進を決めた藤田寛之(撮影:鈴木祥)

<ゴルフ日本シリーズJTカップ 初日◇5日◇東京よみうりカントリークラブ(東京都)◇7023ヤード・パー70>

「どこにモチベーションを持って、50歳を過ぎて強い気持ちを持ち続けているのかと…いつも思いますよね」。ともに芹澤信雄に師事する兄弟子の活躍を見て、宮本勝昌がぽつりとこぼした。


3年ぶりの最終戦出場を決めた藤田寛之。「目標はないですね。これを思いっきり楽しもうと。50歳でこの舞台にいる自分を、1年に1回くらい褒めてあげたい」。初日に「67」をマークして首位と2打差・4位タイの好スタートを切った。

シーズンの優勝者、賞金ランク上位者ら30人だけが出場できる特別な大会。1997年にツアー初優勝を挙げてから、何度も最終戦の舞台を踏んできた。17、18年は出場を逃したが、今季は未勝利ながら賞金ランク25位に入って16度目の参戦を決めた。「自分が当たり前に出られているときは、世界ランクとか、海外にいきたいとか言っていましたけど、今の自分の位置になって、宮本プロが言っていたことがすごくわかる」。

おとうと弟子の宮本は、今年で17回目の出場。毎年最終戦を年間の目標にしており、『勝って日本シリーズに行く』との言葉通りに「中日クラウンズ」を制して早々に出場を確定させた。「それなら自分は“勝たずして日本シリーズにいきたい”」(藤田)と、久々の出場を決めた。

「スコアが悪くても楽しめそうですけどね。多少のボギーやオーバーパーならいいんじゃないですか」と笑顔が浮かぶ。2012年に史上初の大会3連覇を果たし、賞金王に輝いた大会。50歳を迎えた今年、当時とは少し違った心持ちで、大舞台での戦いを楽しんでいる。(文・谷口愛純)

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