ホステス大会で復活優勝を意識したあの一打 イ・ボミが選んだのは10mのスライスライン【女子プロが選ぶ“今年の一打”】

ホステス大会で復活優勝を意識したあの一打 イ・ボミが選んだのは10mのスライスライン【女子プロが選ぶ“今年の一打”】

イ・ボミは情熱のレッドで最終日に挑んだが、惜しくも敗れた(撮影:上山敬太)

多くのドラマが生まれた2019年シーズンに活躍した選手たちに、一番“印象”に残っている一打を挙げてもらった。良かったものを挙げる選手、悪かったものを挙げる選手。性格やその年の活躍が如実に出るこの企画。今回は、完全復活を予感させる活躍を見せたイ・ボミ(韓国)に聞いてみた。


2017年8月以来の優勝に期待がかかったボミ。完全復活のときが待たれる中、今季のボミは着実に成績を収め、一歩ずつ階段を上がった。

6月末までの前半戦では予選落ちが5回で最高成績は6月の「宮里藍 サントリーレディス」の22位タイ。それが後半戦に突入した7月の「資生堂 アネッサ レディス」で5位タイに入ると、その後は2戦連続で8位タイ、予選落ち2つをはさみ3位タイと、波はあるものの、トップ10の常連となっていった。

9月の「日本女子プロ選手権コニカミノルタ杯」で11位タイに入り、10月の「スタンレーレディス」で6位タイ。そして、自身が今季いちばんだったと振り返るショットが生まれたホステス大会の「NOBUTA GROUP マスターズGCレディース」を迎えた。

初日から3位タイの滑り出し。スコアを落とすことなく3日間を走り抜け、最終日を迎えた。5打差から首位のテレサ・ルー(台湾)を追いかけ、迎えた10番。ここで今年いちばん印象に残った一打を放つ。

「10mくらいのスライスラインのバーディパットでした。これが決まって勢いに乗って、次の11番、12番でもバーディが獲れました。それでトップに立ったので、印象に残っています。スポンサーの大会で最終組で回って、その緊張の中でもそのパットが入った瞬間は忘れません」

そのときの心境は「優勝を争えるところに入ったかな」と、久しぶりの優勝もよぎった。「前半でスコアをあまり伸ばせなくて、そこで長いのが入ったので、ビックリしたのを覚えています」。惜しくも1打差で勝利を逃したが、復調を決定づけた一打、そして大会だった。

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