「一番の名誉」賞金女王戴冠の鈴木愛 条件厳しい東京五輪出場へ描く道筋は?

「一番の名誉」賞金女王戴冠の鈴木愛 条件厳しい東京五輪出場へ描く道筋は?

2度目の賞金女王を戴冠した鈴木愛 東京五輪出場へ描くプランは?(撮影:村上航)

18日(水)、都内にて「LPGAアワード 2019」が開催され、今季賞金女王を戴冠した鈴木愛が表彰された。登壇した鈴木は「賞金女王がアワードのなかでも一番いい賞だと思っています。女王の方々はみなさん名前が残っているので、とても栄誉があり光栄です」と白い歯をこぼした。


苦しみながらも積み重ねた年間7勝。「今まで(シーズンで)2勝以上はしたことがなかったので、最高の年になりました。(3連勝)自分じゃないみたいで、すごく上手だなと思いました。こんなにうまかったことないのに、と思いました。(シーズン途中に約1カ月の休養)復帰してから悩まずに今できることをやろうとシンプルにできたのが良かったと思う。本当に休んで全てが良くなりました」。初めて賞金女王に輝いた17年も年間2勝。一つの大きな壁を破った。

一方で「7勝のわりに上がらなかった……」というのが世界ランキング。来年の東京五輪に出場するためには、日本勢の上位2番手に入るか、日本勢3人が15位以内までに入る必要があるが、鈴木は現在畑岡奈紗(5位)、渋野日向子(12位)に続く3番手(17位)。このままでは出場することができないのである。

「順位だけ見ればあと2つですが、今年7勝もして17位なので、15位以内に入るのはなかなか厳しい。(世界ランキングの)ポイントの高い試合で勝てたらいいけど、狙って勝てるほど甘くない。とにかく勝てる試合で頑張りたい。最低でも維持か少しでも上げられたらいいなと思います」

そのためにも、前半戦は海外の試合にできる限り打って出る。「(TOTO優勝で)6試合は出られると聞いています。6試合全部というのは厳しいと思いますが、4試合か5試合かは出られると思う。なるべく前半戦で出られるように予定を組んでいきたい」。その一つが「まだ考え中」と話す3月の「HSBC女子世界選手権」。予選落ちがなく、フィールドも厚い。上位に入ることができればポイントが高いことからもうってつけの大会だ。

「来年の目標はまだ終わったばかりであまり考えていません」と言いつつも、「まずはオリンピックに出られるように頑張りたい」と日の丸への思いは強い。今季残り5試合で約3800万円差を逆転した逆境に強い25歳は、ここでも厳しい条件を跳ね返せるか。

<ゴルフ情報ALBA.Net>