ウィニングパットより記憶に残ってます 原英莉花の「外したらすごく恥ずかしかった」バーディパットって?【女子プロが選ぶ“今年の一打”】

ウィニングパットより記憶に残ってます 原英莉花の「外したらすごく恥ずかしかった」バーディパットって?【女子プロが選ぶ“今年の一打”】

この喜びよう…まさか入っていないとは…(撮影:鈴木祥)

多くのドラマが生まれた2019年シーズンに活躍した選手たちに、一番“印象”に残っている1打を挙げてもらった。良かったものを挙げる選手、悪かったものを挙げる選手、性格やその年の活躍が如実に出るこの企画。今回は、6月の「リゾートトラスト レディス」でツアー初優勝を挙げた原英莉花。


ペ・ソンウ(韓国)との2ホールにわたるプレーオフを制し、今季念願のレギュラーツアー初優勝。将来を期待される黄金世代の一人は、勝負を決めるバーディパットを決めた後、右手の拳を高々と突き上げた。そしてこの時、女子ツアーの“元気印”が流した歓喜の涙は今も記憶に新しい。

その原に、今年印象に残った一打を聞いてみると、選んだのはそのリゾートトラスト最終日に決めた一つのパットではあったのだが……、どうやら優勝を決めたウィニングパットではないらしい。これよりも記憶の残った一打って? それは「15番」にあったという。

この15番は155ヤードのパー3。ここで原が放ったティショットは、キレイにピン筋に飛んでいき、グリーンに着弾。すると、その後グリーンを囲んだギャラリーからの大歓声がティにいた原まで聞こえてきた。ちなみにこの15番、最終日はホールインワン賞として800万円の賞金もかけられていただけに、名誉だけでなく、大きなボーナスのチャンスでもあった。

「その時、“わ〜〜”って盛り上がったんですけど、ティからはグリーンが見えなくて。『え? 入ったの? 入ったの?』ってなって、私も『わ〜お!!』ってすごい喜んでいたんです」。ただこのショット、確かにカップのすぐそばに落ちたものの、ホールインワンはならず。その事実がすぐに同伴競技者から伝えられ、少し顔を赤らめることになった。

「それを聞いて『まじすか!?』ってなりました(笑)。グリーンに行くと、ま〜ま〜嫌な距離のバーディパットが残っていました(笑)」。本来大チャンスのシーンではあったのだが、この時の原の心境は「外したら、すごい恥ずかしい…」。この、ある意味“しびれる”パットを決めて「よかった〜」と一安心したが、ウイニングパットよりも記憶に残る一打になったとは…相当なプレッシャーがかかっていたことがうかがえる。実は、これが一番の“クラッチパット”だった?

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