世界との差を痛感した1カ月 終盤戦への勢いをつけたかったが…【プレーバック・渋野日向子2019 10月編】

世界との差を痛感した1カ月 終盤戦への勢いをつけたかったが…【プレーバック・渋野日向子2019 10月編】

10月は未勝利 渋野日向子、終盤戦へ弾みをつけたかったが…(撮影:村上航)

人気過熱、注目もますます高まる中、迎えた10月。9月の「デサントレディース東海クラシック」優勝時に渋野日向子の口から飛び出した「次の目標は賞金女王」宣言。終盤戦に弾みをつけたいところで、渋野は世界クラスの技と力を痛感することになる。


渋野には連日大ギャラリーがつき、その一打一打に視線が注がれた。大きな期待を背負って迎えた国内最高峰の戦い「日本女子オープン」。国内メジャーで初優勝、海外メジャーでも優勝後、国内最強女子ゴルファー決定戦は、予選ラウンドを畑岡奈紗、ユ・ソヨン(韓国)という世界トップクラスとの組み合わせ。ここで渋野は初日に首位と3打差の7位タイ発進とした。

結果だけを見ればソヨンに2打リード。畑岡とは同スコア。しかし「私にはできない」技を繰り返す2人との技術レベルの違いを素直に口にした。そして、優勝を期待する周囲の目との戦いにもなっていった渋野。2日目はスコアを伸ばすも首位とは5打差と開いた。

それでも3日目もスコアを伸ばし、首位とは6打差。デサントレディースで8打差を逆転しているだけに、逆転劇再来に大きな期待が集まったが、最終日は13番までオールパー。14番で初バーディを奪ったが、次のホールでボギー。終わってみれば優勝した畑岡と9打差、ソヨンとも5打差。期待された優勝には届かなかった。

翌週の「スタンレーレディス」は惜しい大会となった。初日は「71」で首位と6打差。やや出遅れてしまうと、日本列島を襲った大型台風の影響で2日目は中止。そして最終日は、9ホールの短縮競技。ここで「32」のベストスコアをマークするも、結果として初日の出遅れが響き、3打届かず6位タイに終わった。

結果だけを見れば7位、6位と順位は悪くない。翌週の「富士通レディース」には出場せず、次戦は日本一の高額賞金大会、「NOBUTA GROUP マスターズGCレディース」。女王争いの中心に躍り出るためにも、ここで結果がほしかった渋野だが、初日は「73」と思うようなゴルフがかなわず49位タイ。2日目に「66」を出すものの、決勝ラウンドでも上位追い上げはならず。大一番を12位タイで終えることとなった。

女王争いを演じる申ジエ(韓国)はこの時期勝ちきれない試合が続き、鈴木愛も体調不良により一時戦線離脱。マネークイーンへの戦いが混とんとする中、渋野は国内試合を休み、主催者推薦で米国女子ツアーの「スインギング・スカーツLPGA台湾選手権」に出場。これには、国内を空きにして出場することへ賛否両論が飛び交ったが、のちの米ツアー挑戦に向けて、そして来年の東京五輪出場に向けて世界ランキングを上げるためと、将来を見据えての出場を決断。海外2試合目へと海を渡った。

【10月の成績】
■日本女子オープン
7位
■スタンレーレディス
6位タイ
■NOBUTA GROUP マスターズGCレディース
12位タイ

<ゴルフ情報ALBA.Net>

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