「かっこいい系でいきます!」 …でも“フリフリウェア”も興味あり? 初シード選手が抱える不安も吐露【春に着たかった“勝負ウェア”】

「かっこいい系でいきます!」 …でも“フリフリウェア”も興味あり? 初シード選手が抱える不安も吐露【春に着たかった“勝負ウェア”】

白と黒が基調 高橋彩華の「しっくりくる」1枚(写真:本人提供)

他のスポーツや他国のプロゴルフトーナメントと同様に、大会の中止が続いている国内女子ツアー。各自調整を続けながら開幕を待ちわびている選手の心境を、こちらも“出番”を待つウェアというアイテムを通じてお届け。 現在の声とともに、この春にプロが“着たかったウェア”をここで披露しちゃいます! 今回は、今季初めて賞金シード選手としてツアーを戦う“黄金世代”の高橋彩華。


■白と黒が基調で「しっくりくる」

QTで出場権を得た昨年は、約5528万円を稼ぎ出し、賞金ランク19位と飛躍。同年6月の「ニチレイレディス」では、最後にプレーオフで鈴木愛の前に屈しはしたが優勝に大きく迫るなど、充実の1年になった。初優勝を期待される選手の一人として今季に臨むはずだった高橋だが、現在はいつ訪れるか分からない開幕を地元・新潟県にある実家で待っている。

そんな高橋は、今年からウェアブランドの「JUN&ROPE(ジュン・アンド・ロペ)」と契約。新たな装いで、連続シード獲得、さらには初優勝へと向かっていくはずだったが、相次ぐトーナメントの中止により、まだ新ウェアも“お披露目”に至っていない。そこで、ぜひこの春に着たかったウェアについて聞いてみると、白と黒を基調にしたスポーティな1枚を選んだ。

「もともとジュン・アンド・ロペさんは、フリフリでかわいいというイメージがあったんですけど、かっこいいウェアも多いなと思いました。私は私服も白や黒系統を着ることが多いので、このウェアは、すごくしっくりくるし、自分にも合っている気がします」と今回のチョイスの理由について話した。特に気に入っている点は、ピタッとしたウェアに、スキニー(細身)のパンツを合わせるそのフォルム。「“かっこいい系”のウェアでいきたいと思っています!」ということを心に決めている高橋は、今回の1枚を地元大会でもある「ヨネックスレディス」で披露したいと願っていたが、それは叶わなかった。

しかし一方で、こんな気持ちも。「今、1つだけフリフリスカートのウェアを持っているんですけど、自分的にすごく“見慣れない”(笑)。これもどこかの大会で着てみて、似合うかどうか、みんなの評価を聞いてみたいですね」。今後の大会では、お気に入りの1枚を着用してテンション高くプレーする姿はもちろん、“イメチェン”を図った高橋の姿にも、ぜひとも注目したい。

■高橋彩華の現在… “短期決戦”への不安は大

では高橋は、今どのように過ごしているのか? 話を聞くと、やはり大きな不安とも戦いながら毎日を送っている。試合勘維持のためにコースに出ることもあるが、その際には「朝の7時30分くらいから、人がいない時間にラウンドをしています。スループレーで、ピンには触らず、マスクも着用しながらという感じです」と、できる限りの感染防止策をとりながらクラブを振る。さらに年初の合宿などで積み残した課題でもあるスイング改造にも着手。「上半身と下半身の捻転差をしっかりつける」という目標達成に向け、この延期期間を使っている。

「いい環境のなかゴルフができています」と、技術面に関しては明るい表情も見せるが、フィジカル面の強化ではモヤモヤが消えないという。「こういう状況でジムにも行けませんし、トレーナーさんが東京の方ということもあって、トレーニングが不足している気がします。メニューを組んでもらい、リモートで指導もしてもらいますが、『姿勢は合っているのか?』、『ポイントは押さえられているのか?』など細かい点が心配になってしまいます」。もっぱら、自宅での自重トレーニングで汗を流すが、力強いスイング、そしてシーズンを戦い抜く体づくりという面では物足りなさも感じている。

さらに、初シード選手として、こんな心配も頭をもたげる。「シードを守りたいというなかで、少ない試合数で出遅れたらどうしようというプレッシャーはあります。しっかりと照準を合わせられるか。今はそればかり考えてしまいますね」。日本女子プロゴルフ協会(JLPGA)は、選手に対して現時点で17試合を行うことができればシーズンとして成立させるという意向を通達している。異例の“短期決戦”となれば、当然ながら1試合の重みは、これまで以上のものとなる。

ただ、なにも悪いことばかりではない。本来の開幕直前には手首を負傷。仮に3月の「ダイキンオーキッドレディス」が行われていたとしても、「欠場していたと思います」というほど、その状態は芳しくなかったという。通常通り開催されていても一時離脱していた可能性や、焦りから無理に試合に出て患部を悪化させるというケースも十分に考えられた。だが、試合がなくなり治療に専念できたことで、今ではすっかり痛みはひいた。

「試合が始まったら、やっぱり初優勝を目指したいです。全部の試合を勝つつもりでいきます」。今冬に徹底強化したアプローチ技術には、大きな手ごたえを感じている。真価が問われるシーズンにしっかりとその実力を発揮するためにも、地元で過ごすこの時間を実り多いものにしたい。

<ゴルフ情報ALBA.Net>