再開迫る米男子ツアー ウイルス検査で陽性反応が出たらどうなる?

再開迫る米男子ツアー ウイルス検査で陽性反応が出たらどうなる?

選手会理事のパット・ペレスは再開に懐疑的(撮影:GettyImages)

6月11日の米国男子ツアー再開を心待ちにする選手がいる一方で、新しいルールに不安と不満の声も上がっている。


一番はやはりウイルス検査の実施で、結果が『もし“陽性”だったら…』ということ。

選手に配布されたガイドラインによると、大会前、大会中、いずれでも陽性反応が出たらその瞬間に大会から“棄権”することになる。

すでに大会が始まっていて、決勝ラウンドに入っていた場合も“失格”となり、予選通過の最下位の賞金を受け取るがこれは公式賞金とはならない。

その選手は直ちに隔離必要な処置を受けるのだが、その際の費用はツアーが負担する。陰性結果が2度出るまで少なくとも10日間は隔離が続く。車移動で安全に自宅に戻れる場合はそれも可能、などと詳細が決められている。それはどんなビッグネームでも同じで、陽性反応が出たら直ちに大会からWDとなる。

選手会の理事も務めるパット・ペレス(米国)はNYポスト誌のインタビューにこう答えている。

「じゃあ、もしタイガーやマキロイがリーダーで最終日を迎えていて、そこで陽性反応の結果が出たら彼らは失格になるのか? そんな馬鹿げたことはない」

実際に会場で7〜800人ものテストを実施しながら、大会を安全に進めることには疑問を持っているというペレス。ウイルス検査は選手、キャディー、個人のトレーナー、ツアーオフィシャルからクラブハウスのスタッフに至るまで実施される。

「陽性者が実際に出たらその後どうなるか分からない。もう少し安全にツアーができるようになってからの再開で良いと思う」と言いながらも、再開初戦の「チャールズ・シュワブ・チャンレンジ」には「もちろん出場する」ときっぱり。

タイガーでなくとも、選手が陽性で失格なんてことが起こらないことをただ祈るしかない。(文・武川玲子=米国在住)

<ゴルフ情報ALBA.Net>

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