ウッズ&ミケルソンの激戦の記録 9度のワンツーフィニッシュ、奇跡の10度目は見られるか【PGAツアー公式コラム】

ウッズ&ミケルソンの激戦の記録 9度のワンツーフィニッシュ、奇跡の10度目は見られるか【PGAツアー公式コラム】

2018年「WGC-ブリヂストン招待」開幕前のウッズとミケルソン(Photo by Sam Greenwood/Getty Images)

タイガー・ウッズとフィル・ミケルソンは25年近くPGAツアーの舞台で共に戦ってきた。同世代の中では最強のスター2人であることには間違いない。2人の歩みを見るだけでも驚異的だ。併せてPGAツアー983試合に出場し、勝利数は126。2位フィニッシュは67回と、ゴルフファンには数え切れないほどの興奮を届けてきた。


そして、再び新たな記憶が刻まれることとなる。5月24日(日)に、2人が新型コロナウイルス支援のチャリティイベントに出場するのだ。タイガーのホームコース、メダリストGCが舞台の「キャピタル・ワンズ・マッチ - チャリティー・チャンピオンシップ」。アメフト界で脚光を浴びてきたNFLのスター選手、トム・ブレイディとペイトン・マニングとペアを組む。2チームが前半9ホールをフォアボール方式で、後半9ホールをフォアサム形式でプレーする。

ウッズとミケルソンがこれまで同組でプレーした回数は37回。その直接対決を制して優勝した回数は、ミケルソンが5回、ウッズが10回となっている。

2人は、1998年「セントリートーナメント・オブ・チャンピオンズ」を皮切りに、ワンツーフィニッシュを9度経験。この大会でミケルソンはウッズを最終日に猛追して優勝した。直近では2009年の「ツアー選手権」。このときは、ミケルソンがウッズを捉え、最終日にボギー無しの「65」をマーク。ウッズに3打差をつけて勝利をつかんだ。

そして、遡ること2005年。「フォード・チャンピオンシップ」でウッズがミケルソンに1打差で勝利した。「刺激的だったよ」とウッズは語った。ウッズは605ヤードの12番で27フィートのイーグルパットをねじ込んで2打差をつけ、会場は興奮の渦に包まれた。

しかし、それでもミケルソンは揺るがなかった。マスターズチャンピオンに君臨する彼はその後も最善のプレーを見せ、5ヵ月後に「全米プロゴルフ選手権」で優勝を果たすのだ。

「最高だったよ」とミケルソンは言う。「最高の状態で、彼と戦うチャンスが欲しい」。フォード・チャンピオンシップでは、難関13番パー3でバーディを獲り、14番パー4でイーブンまで引き戻す。「あれこそが、フィルがどんな選手かを表している」とウッズが語る。勝敗を決したのは17番パー4。ウッズがバーディを奪い、「66」でフィニッシュ。ミケルソンの「69」を抜いた。

ミケルソンには、ウッズに勝つためにベストな状態に自身を持って行くコツがあった。最も記憶に残るのはトーリーパインズでの2000年「ファーマーズ招待」。ウッズは前例のない7年連続優勝を目指していた。ところが、30歳の誕生日を目前に控え、優勝から約2年遠ざかっていたミケルソンがあがり6ホールで4バーディを奪う猛追。ライバルを寄せ付けなかった。

「再び優勝することが、私にとって重要だった」とミケルソンは振り返る。「世界トップの選手と対決し、勝てると分かることが大事だった」。

以下が、ツアーで2人が接戦を繰り広げた9大会の記録だ。
■1998年 セントリートーナメント・オブ・チャンピオンズ
最終日、ウッズに5打差をつけてスタートしたミケルソンがトータル17アンダーで優勝。しかし22歳になる前のウッズが「64」で締めくくり、ミケルソンを追い上げた。

■1999年「WGC-ブリヂストン招待」
ウッズが最終日にミケルソンに7打差をつけてスタートしたが、スタートから10ホールで5バーディを獲ったミケルソンがタイに並ぶ。しかし、ミケルソンは16番でボギーとして勢いをなくし、ウッズが17番でバーディを奪って1打差の勝利を挙げた。

■2000年「ファーマーズ招待」
ミケルソンがウッズに6打差をつけて最終日をスタート。ミケルソンは「70」をマークし、「68」をマークしたウッズに4打差で優勝。ウッズの6連勝を阻止した。

■2000年「ツアー選手権」
ウッズが1打リードして最終日を迎えた。トップタイにはビジェイ・シン。しかし「66」をマークして2打差で優勝を決めた。ウッズは「69」とし、シーズン10勝目を阻まれた。

■2001年「アーノルド・パーマー招待」
最終日に4打差でスタートしたウッズだが、ミケルソンが「66」と猛追して終了時点ではトップに並んだ。しかし、ウッズが最終ホールでバーディを奪い「69」とし、1打差で優勝した。

■2000年「全米オープン」
メジャーでワンツーフィニッシュした唯一の大会。ウッズは最終日にミケルソンに5打差をつけてスタートしたが、スタート後2ホールでボギー、あがり3ホールでも2つボギーを喫して「72」でフィニッシュ。ベストプレーとは言えない中でも、3打差をつけて優勝を挙げた。

■2005年「フォード・チャンピオンシップ」
2人が最終日最終組で回りワンツーフィニッシュを決めた唯一の大会。ウッズは「66」、ミケルソンは「69」で終えてウッズが勝ち抜いた。

■2007年「ドイチェバンク選手権」
最終日に最終組前の組で回り、ミケルソンがトップから2打差、ウッズは3打差につけていた。ミケルソンは「66」のチャージで大会を制し、ウッズは「67」で終えて2位タイとなった。

■2009年「ツアー選手権」
ミケルソンがボギーなしの「65」と完璧なラウンドで後続から逆転し、ウッズに3打差をつけて優勝した。

<ゴルフ情報ALBA.Net>

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