タイガー・ウッズvsフィル・ミケルソンの「ザ・マッチ」開催目前 舞台となるメダリストGCはどんなところ?

タイガー・ウッズvsフィル・ミケルソンの「ザ・マッチ」開催目前 舞台となるメダリストGCはどんなところ?

練習ラウンドで顔をそろえた4人。左からタイガー・ウッズとペイトン・マニング組、トム・ブレイディとフィル・ミケルソン組(撮影:GettyImages)

タイガー・ウッズとフィル・ミケルソンが(ともに米国)、NFLのスーパースターであるペイトン・マニング、トム・ブレイディとそれぞれペアを組んで戦う「ザ・マッチ」。いよいよ米国時間5月24日、フロリダ州で開催される。


その舞台となるのはメダリストGCだが、日本のゴルフファンにはなじみが薄いだろう。先週はローリー・マキロイ(北アイルランド)、リッキー・ファウラー(米国)らによるスキンズが、同じフロリダ州のセミノールGCで開催されたが、同じ名門でもちょっと様相が違うようだ。

タイガーがホームコースとするメダリストGCはフロリダ州ホーブ・サウンドにあり、タイガー以外にマキロイ、ファウラー、ブルックス・ケプカ、ジャスティン・トーマス、ダスティン・ジョンソン(いずれも米国)など、現在のトッププロがメンバーとしてずらりと並ぶPGAツアープロ御用達コース。元NBAのスーパースター、マイケル・ジョーダンもメンバーで、自身が所有するゴルフ場「グローブ23」が昨秋オープンした後も、こちらに頻繁に訪れているという。

1995年1月、グレッグ・ノーマン(オーストラリア)が共同オーナーとしてオープン。設計もノーマンとピート・ダイが共同でデザインしている。同年には「シェル・ワンダフルワールドゴルフ」でノーマンとニック・プライス(ジンバブエ)が激突し、ここでテレビデビューを果たした。大西洋には面しておらず、松林でセパレートされたコースは全長7600ヤード。その後、ボビー・ウィードによって改造され、難易度を示すスロープは155、コースレートは77.9という難コースだ。

最近メンバーになったパトリック・キャントレー(米国)によると、

「フェアウェイは広いものの、ティショットはビジュアルで脅かされる。特に、横風が吹くとトラブルとなる」

コースレコードはタイガーが2011年に出した「62」で、2012年にファウラーも「62」をマークしている。ちなみに「タイガー・ティ」と呼ばれるティーイングエリアがあり、こちらのコースレコードはファウラーがマークした「66」というから、かなりの難易度だ。

入会金は不明だが、年間にかかる会費は一般メンバーで11万ドル(約1180万円)とゴージャス。ちなみにツアープロは1万4000ドル(約150万円)で、中には無料のプロも存在するとか。

先週のセミノールGCは歴代大統領がメンバーに名を連ねるなど保守的なプライベートコースなのに対し、メダリストGCは同じプライベートでもトッププロが誰の目を気にすることなく大騒ぎできる開放的なコース。実際にクラブハウスやロッカー、ハーフターンのバーでプロたちはエンジョイし、ドライビングレンジも時間制限なく思う存分練習ができるから、プロにとっては最高の環境というわけだ。

いずれにしてもあまりお目にかかれない名門コースなのは間違いなく、マッチの行方とともに、「こんなところでトッププロたちが練習しているんだ」という舞台裏拝見の意味でも興味深い。(文・武川玲子=米国在住)

<ゴルフ情報ALBA.Net>