15年ぶりの鹿児島で石川遼が復活! 嵐の1週間で生まれた劇的優勝を振り返る

15年ぶりの鹿児島で石川遼が復活! 嵐の1週間で生まれた劇的優勝を振り返る

石川遼が復活優勝を果たした19年(撮影:鈴木祥)

今週行われる予定だったのが、日本最古の公式戦「日本プロゴルフ選手権大会」。次回で88回を迎えるが、長い歴史の中で大会が実施されなかったのは第2次世界大戦の影響を受けた1943年から48年。今年は新型コロナウイルス感染拡大の影響で2021年に延期となった。


記念すべき第1回大会は1926年。一時はマッチプレー方式で行われていたこともあったが、61年大会から72ホールのストロークプレーの形に落ち着いた。歴代覇者にはジャンボこと尾崎将司や青木功、倉本昌弘、丸山茂樹らそうそうたるメンバーが名を連ねている。

その中で、2018年は谷口徹が大会3勝目をマーク。50歳92日での大会制覇は、96年に尾崎が達成した49歳109日という最年長記録を、22年ぶりに塗り替える快挙となった。現在ツアーでの最年長優勝記録は尾崎が保持する02年の「全日空オープン」だ。

そして、国内男子ツアーでも一大ニュースとなったのが、いぶすきゴルフクラブを舞台に行われた昨年大会。鹿児島県で男子トーナメントが行われるのは実に15年ぶりだったが、記録的な豪雨が九州地方を襲い一時は避難指示が発令。大会実施が危ぶまれる状況となったが、1日遅れでなんとか開幕。本戦期間中に大きく天候が崩れることはなかったものの、3日間で72ホールを完遂するため、最終日は36ホールの長丁場で行われた。

そんな波乱の大会を“復活優勝”で飾ったのが石川遼。予選ラウンドを首位タイで突破したが、第3ラウンドは立て続けにスコアを落とし、最終ラウンドを残して首位とは3打差がついていた。

ところが、17番パー3で単独首位を走っていたハン・ジュンゴン(韓国)がティショットを池に落とすトラブル。最終ホールでバーディを獲った石川が追いつき、勝負はプレーオフにもつれ込んだ。プレーオフ1ホール目で4mのイーグルパットをねじ込んだ石川が勝利。16年の「RIZAP KBCオーガスタ」以来の優勝に、「自分がここに立っているのが信じられないくらい、夢なのかなと思うくらい」とコメント。豪快なガッツポーズに会場中が熱気に沸いた。ちなみに、石川がアマチュア優勝を果たした07年の「マンシングウェアオープン KSBカップ」でも36ホールを回った上での逆転優勝。長丁場での勝負強さを印象づけた。

大会初制覇を果たした石川。ディフェンディングチャンピオンとして大会で活躍する姿は、また21年大会でのお楽しみだ。

<ゴルフ情報ALBA.Net>