15個のパーが“進化の証” 河本結は優勝争う位置で最終日へ「いいパーをたくさん拾うことができた」

15個のパーが“進化の証” 河本結は優勝争う位置で最終日へ「いいパーをたくさん拾うことができた」

調子が上がらないなか耐え忍んだ18ホールに河本結は大きな手ごたえを感じた(撮影:GettyImages)

<LPGAドライブ・オン選手権 2日目◇1日◇インバーネス・クラブ(米オハイオ州)◇6550ヤード・パー71>

米女子ツアー再開初戦で、河本結が優勝を争う1人として最終日を迎える。首位と4打差の8位タイで迎えた2日目も、2バーディ・1ボギーと1つスコアを伸ばしてホールアウト。トータル3アンダー・4位タイに浮上し、トップとの差も『2』に縮まった。


「自分の感覚としてはあまり良くなかったけど、日本で取り組んできたことの成長を感じる1日でした」。上位でラウンドを終えた河本は、コロナ禍による自粛期間中を有意義に使えたことを実感できるプレーに満足な表情を浮かべた。

セカンドショットがなかなかピンに絡まず、耐えるゴルフが続いた。スタート後の3番で先にボギーが来る嫌な展開だったが、すぐに4番のバーディで帳消しに。「3番もイライラすることはなかったけど、(4番で)気持ち的にリフレッシュできました」。序盤のつまずきが尾を引かなかったことは大きい。そこからはパーが続いたが、後半13番で2つ目のバーディをゲット。この後は再びパーを並べた。

気持ちよく伸ばせない展開だっただけに、「自分のなかではいまいち」という気持ちもある。しかし、かつて「全米オープン」など男子のメジャー大会も開かれた難コースで、“いまいち”という状況のなか耐え忍んだ。「パーでしのいでしのいで、ボギーを最小限に抑えられた。ガマンのゴルフができたのはすごく自信になりました」と前向きになれる要素が大きい。

15個並んだ、このパーこそ明日の優勝争いを戦うための力となる。「スコアで見るとただのパー。でも、なかにはいいパーをたくさん拾うことができました。そこがスコアの要因かなと思います」。なかなかチャンスが来ず、ともすればスコアを落としかねなかった一日をアンダーで回れた事実が、最終日につながってくる。

今年1月の米本格参戦後デビュー戦となった「ゲインブリッジLPGAアット・ボカ・リオ」で、いきなり8位と活躍。しかし、その後のオーストラリアシリーズ2連戦(2月)でともに予選落ちを喫し、そこを最後に新型コロナウイルスの感染拡大により試合の機会が奪われた。これが約半年ぶりの米ツアーだが、中断期間を乗り越え再び輝きを見せている。

「いまここでゴルフをできている幸せを、ものすごく感じています。その幸せと、たくさんの人への感謝の気持ちを持って、最後まで楽しんで精一杯プレーできればいいかなと思います」

もちろん優勝も十分に見据えることができる位置。「コロナに負けたくない」と強行渡米した黄金世代の1人が、さらに大きな喜びを手にするため、残り18ホールへと向かっていく。

<ゴルフ情報ALBA.Net>