思い出の地に戻ったタイガー・ウッズ 最大の難敵は“真夏の寒さ”?

思い出の地に戻ったタイガー・ウッズ 最大の難敵は“真夏の寒さ”?

練習ラウンドでは完全防備 でも寒そう(撮影:GettyImages)

<全米プロゴルフ選手権 事前情報◇4日◇TPC ハーディング・パーク(米国カリフォルニア州)◇7234ヤード・パー70>

海外メジャーの2020年初戦に挑むタイガー・ウッズ(米国)が、公式会見で思いを語った。2005年に同会場で行われた「WGC-アメリカン・エクスプレス選手権」ではジョン・デーリー(米国)とのプレーオフを制して優勝。在籍したスタンフォード大からも車で30分、サンフランシスコの中心部からほど近いTPCハーディング・パークはウッズにとって数々の思い出を築いてきた場だ。


09年には、同じく同コースで行われた「プレジデンツカップ」で5戦無敗。「幸運にもここでジョン(・デーリー)に勝てて、素晴らしいプレジデンツカップも経験した。ここに来ると思い出がよみがえる」と笑みを浮かべ、「大学のときはいつもここを含めて近隣のコースでプレーしていた」と勝手知ったる準地元で自信を浮かべる。

今季は出場試合を絞っていることもあって、米ツアー記録の通算83勝にはまだ届いていないが、「このために仕上げてきた。ここから大きな大会が続くので楽しみだ」と、好調をキープできていることを強調。これまで経験したことのない無観客メジャーにも、「メジャーを無観客で戦ったことがないからどうなるか分からない。それでもメジャーはメジャー。観客がいないから以前と違うのは間違いないが、プレーしているときのエネルギーや集中力は変わらない」と戦闘モードに入りつつある。

調整はうまくいっているが、気になるのが朝晩は10度ほどまで冷え込む真夏とは思えない気温だ。自宅があるフロリダ州は連日猛暑。「毎日35度はあるから、そこでやっているのと違うのは分かっている。これだけ寒いと、大事なのは体を冷やさないことで、しっかりと着込んで保温すること」と、腰の違和感を懸念するウッズにとっては、気温が最大の敵になりそうだ。

「空気も重いし寒いし、距離が出ない。数字以上に距離が出ないコース」と、パー70ながら7200ヤード台の短いコースでも警戒は緩めない。「ほかの選手と話していたら、トラックマンの数字が先週と違ってスイングスピード、ボールスピードが笑うほど落ちている。今週は長くなる」。思い出深いコースだからこそ、特徴とその怖さを知り尽くしている。

2月の「ジェネシス招待」に出場後、自身の再開戦は7月の「メモリアル・トーナメント」で、以降も出場は見合わせてきた。実戦不足の声も聞かれるが、常にメジャーにピークを合わせてきたウッズ。ジャック・ニクラス(米国)が持つ海外メジャー18勝に次ぐ16勝目に向かう戦いが、まもなく始まる。

<ゴルフ情報ALBA.Net>