渋野日向子があす渡英 秋まで欧米長期遠征で日本不在「自分に嘘はつきたくない」

渋野日向子があす渡英 秋まで欧米長期遠征で日本不在「自分に嘘はつきたくない」

長期遠征となる渋野日向子 リモート会見で胸の内を明かした(提供:日本女子プロゴルフ協会)(撮影:GettyImages)

渋野日向子があす、スコットランドへと飛び立つ。渡英前の6日、リモート会見を開き今後のスケジュールについて口を開いた。


昨年の全英勝利以降、約1年ぶりの欧州遠征に向かう渋野。今年から“全英”の2文字が抜けた「AIG女子オープン」だが、思い出の全英を前に「2連覇できるのは私だけ」と強い気持ちで出場を望んできた。開催が正式に決まり、まずは前週の「アバディーン・スタンダード・インベストメンツ・スコットランド女子オープン」(8月13〜16日)に推薦出場。その上で、ディフェンディング大会へと向かう。

会見で渋野は、「楽しみな気持ちもあるけど。コロナの状況が不安なところではあります。日本でも第2波がきていますが、イギリスとかはもっとコロナで大変なことになっていると思います。かなりのリスクを負いますが、万全な状態で臨まないといけないと思います」と出場、遠征を決めた心境を語った。

2月には米国女子ツアーのアジア2連戦の参戦を予定していたが、新型コロナウイルス感染拡大の影響を受けてこれらが中止。国内ツアーと海外女子メジャーを経て、東京五輪出場をにらんでいたが、日程が大幅変更となった。6月末の国内開幕戦「アース・モンダミンカップ」では予選落ちを喫し、スコットランド2戦が久しぶりの試合となる。

アース・モンダミンカップ以降は青木翔コーチやトレーナーと調整を重ねてきたが、「バンカーが日本ではできないような形状になっているので、その練習をしたり、グリーン周りのバリエーションが必要になってくるし、風が強いので低い球の練習をやってきました」と、今回のスコットランド遠征ではキャディも務める青木コーチとスコットランドを想定した練習を重ね、あとは結果を出すのみだ。

また、全英連覇の挑戦後には、そのまま渡米。9月のメジャー「ANAインスピレーション」(9月10〜13日)、10月の「KPMG全米女子プロ選手権」(10月8〜11日)を含む米ツアー転戦プランも明かした。これにより、国内ツアーへの参戦は秋も深まった10月後半以降となりそうだ。

ANAと同週には地元の岡山県で開催される「日本女子プロゴルフ選手権大会コニカミノルタ杯」もあるが、こちらはスキップ。「かなり考えたんですけど、本当に悩んで、悩んだなかで地元で頑張りたいという思いもあったんですけど、いまの自分はアメリカで戦いたいという気持ちが強くて、いまの自分に嘘はつきたくなかった」と、目指すは現在13位の世界ランキング維持と、来年に延期となった東京五輪出場。そして5第メジャー制覇。ランキング算出となるポイント配分が高い米ツアーで腕を磨き、結果を残す構えだ。

母国で金メダル獲得、そして全メジャー大会制覇という目標へのスタートラインに立った渋野。国内でその姿を見る機会は減りそうだが、「大変な思いをされている方が多いので、勇気や笑顔を与えられるプレーができたらいいなと思います」と、まずはスコットランドから吉報を届けたい。

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