リーダーボードに“異変”あり? トップ10にシード選手はわずかに1人…大混戦制すのは?

リーダーボードに“異変”あり? トップ10にシード選手はわずかに1人…大混戦制すのは?

ハタチ最後の大会で優勝争いに名乗りの鶴岡果恋 混戦を制すのは一体?(撮影:米山聡明)

<NEC軽井沢72ゴルフトーナメント 2日目◇15日◇軽井沢72ゴルフ 北コース(長野県)◇6710ヤード・パー72>

約1カ月半ぶりに再開した国内女子ツアーは、きょう最終日を迎える。優勝争いをけん引するであろうトップ10の顔ぶれを見ると、シード選手はトータル7アンダー・3位タイにつける葭葉ルミだけ。他はルーキーや、初シード獲得を目指す選手、シード復帰を目論むベテランらが名を連ねる展開となった。


そんななかトップに立つのは18歳の西郷真央と、19歳の後藤未有の“十代コンビ”だ。西郷は前戦の「アース・モンダミンカップ」に続く最終日最終組入りだが、「緊張はしません。ショットの感覚もすごくよくなってきたし、そのままプレーできたらいい結果になると思う。チャレンジする側ですし、楽しみたいですね」と自然体でプレーすることを強調する。

一方後藤は、「今回はがっつり(優勝を)意識していきたい。意識して勝てなければ今後も勝てない」と鼻息荒く、ラスト18ホールに臨む。昨年のプロテストに失敗したが、ここで優勝すれば“即プロ転向”を果たせるだけに、期するものは大きい。

続く3位タイには葭葉のほか、ルーキーの笹生優花や、川岸史果、サイ・ペイイン(台湾)の元シード組、初のシードを目指す安田彩乃の4人がつける。初優勝を狙える位置につけた安田は「最後に振り返ってみて悔いが残らなかったらいいなと思います。自己ベストを目指してプレーすることには変わらないので頑張ります」と、まずは目の前のプレーに集中する。

6アンダーの8位タイには、藤田さいき、前田陽子と長年ツアーを支える実力者と、20歳の鶴岡果恋、25歳の金澤志奈の若手選手2人が並んでいる。8月20日生まれの鶴岡にとっては、これがハタチ最後の試合。そこで初の優勝争いを戦っていく。

この“勢力図”を有識者はどう見るのか? 今大会のラウンドリポーターを務め、昨年まで選手としてツアーを戦っていた大江香織は「狭いホールがあまりなく、2オンできるパー5も2つあるし、このコースは飛距離が出る選手が有利。飛ぶ人が上にきている印象です。そして若い選手が圧倒的に飛距離出ていますね」と分析。そのうえで、「大きなコブもなく、硬くも速くもない」。与しやすいグリーンのコースとくれば、飛距離は大きなアドバンテージとなる。

また永井花奈のキャディを務めた辻村明志コーチも、やはりグリーンについて言及。「水分を多く含んでいてよく止まる。女子プロが使って最も止まらないクラブの1つである6番アイアンを、フォローのなかで使っても止まる。フェアウェイキープがしっかりできれば、ウッドでもバーディが獲れます。グリーンが重たい分、アプローチも割とやさしいし、そのあたりが影響しているのではないでしょうか」。そういう意味では、現在のショットなどの調子が反映されやすいコースとも言える。

5アンダーの12位タイには11人が並び、実に3打差以内に22人がひしめく混戦となっている。戦前から“伸ばし合い必至”と言われた大会で、最後に抜け出すのは一体誰か?

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