日本での“渋野フィーバー”に海外記者も驚き 人生を変えた大会を前に渋野日向子は「重圧というよりも誇り」

日本での“渋野フィーバー”に海外記者も驚き 人生を変えた大会を前に渋野日向子は「重圧というよりも誇り」

渋野日向子が開幕前の会見に出席 海外記者もフィーバーぶりに驚き(撮影:GettyImages)

<AIG女子オープン 事前情報◇18日◇ロイヤル・トゥルーンGC(スコットランド)◇6749ヤード・パー71>

いよいよディフェンディングチャンピオンとして戦う海外メジャーが始まる。大会開幕を2日後に控えた18日、渋野日向子がリモート会見に出席。ここで、昨年の優勝からの激動の1年間を改めて振り返った。


「すごい人生が変わった瞬間でした。1週間で芸能人になったような感じ」。会見の冒頭、日本女子として42年ぶりとなるメジャータイトル獲得直後のことを思い出すと、その変化をこう表現した。昨年、優勝カップを手に日本に戻ると、空港で300人を超える人々が自分の帰りを待っている光景を目の当たりにした。「テレビで見る光景。鳥肌が立ちました」。そこからはコース内外で注目を浴びる日々を過ごしてきた。

そして今、大きな期待を背にスコットランドにいる。前日17日からロイヤル・トゥルーンGCで練習ラウンドを開始。そこでの“歓迎ぶり”にも目を丸くする。まずは“ディフェンディングチャンピオン専用”の駐車場がお出迎え。さらに会場の至るところに、自分が映っている写真が貼られている。無名だった1年前から大きく変わったコースの風景。「重圧というよりも、すごい誇りを感じます。どの瞬間も噛みしめていきたい」。自然と高揚感も湧いてくる。

この日の会見では、渋野が全英制覇を成し遂げた後に日本を訪れたという海外の記者からも質問が投げられた。この記者は、どのメディアも“渋野一色”になっていたことへの驚きを述べた後、『注目されていること』への本心を問うた。それに対して渋野は、「ゴルフ雑誌を見ると私が表紙になっていることが多くて、新聞でも取り上げてもらう機会が増えました。それが自分とは思えない」と回答。そして、こんな変化について話した。

「(全英で)優勝したことによって、求めるゴルフの質や内容のレベルをかなり上げてしまった。すごく高いレベルを求めてしまって、なかなかかみ合わない時期はありました」。この日もしきりに「ディフェンディングとして…」という言葉を口にしたが、注目を浴びる時間は、さまざまなプレッシャーを乗り越える時間でもあった。

それでも、やはり今会場に足を踏みいれると喜びが大きい。「ディフェンディングチャンピオンとしてこの試合を迎えられるというのは、一生に一度あるかないか。本当に感慨深い。どんな状況、どんな時でも一瞬たりとも無駄にしない時間を過ごしたい。色々と噛みしめて、この1週間を生きていきたいです」。夢のように過ぎていった昨年大会を経て、今年はプライドを胸に、自分を取り巻く光景をしっかりと目に焼き付けながら戦っていく。

<ゴルフ情報ALBA.Net>