河本結はペナルティが頭にちらつきダブルボギーも、“トイレ時間”で切り替えに成功

河本結はペナルティが頭にちらつきダブルボギーも、“トイレ時間”で切り替えに成功

河本結は海外メジャーで初めての最終日へ(撮影:GettyImages)

<ANAインスピレーション 3日日◇12日◇ミッションヒルズCC(米国カリフォルニア州)◇6763ヤード・パー72>

海外女子メジャー「ANAインスピレーション」第3ラウンドのスタート10番ホールで、河本結はいきなり苦難を迎えることになる。ドライバーで左に曲げたティショットが、左のフェアウェイバンカーに入っただけでなく、ボールの近くには落ち葉が。同組の渋野日向子とジ・ウンヒ(韓国)がグリーン上に上がっているのに、河本はまだ2打目を打てずにいた。


「(葉っぱは)ボールにはくっついていなかったから、ルールが新しくなって、私は外していいと思っていたら、キャディさんが前にペナルティをもらったという話になって」。葉っぱを取り除いてもいいか分からないため、競技委員を待っていたのだ。結果としては河本が正解で、無罰で葉っぱを取り除くことができた。

それでもプレーが遅くなって河本は焦っていた。河本の米国女子ツアーデビューとなった今年1月の「ゲインブリッジLPGAアット・ボカ・リオ」ではスロープレーで5000ドルの罰金が科されていたのだ。

「初戦でペナルティを受けているので、それが頭をよぎって、とにかく早くしないとと、適当にやっちゃって、うまく集中できなかった」。フェアウェイバンカーからの2打目はグリーンの右手前にショートし、アプローチは5mに寄せたものの、ファーストパットを1.5メートルオーバー。返しも入らず、3オン3パットのダブルボギーとなってしまった。

その悪い流れを引きずって、前半はバーディなしのボギー2つとダブルボギー1つで、スコアを4つ落とした。しかし、この日は、3人1組のラウンド(予選ラウンドは2人1組)で詰まっているホールもあったため、気持ちを立て直すことに成功した。

「(折り返しの)18番が終わって一回休憩を挟んで、何やっているんだろうなって。トイレに行って、一人の時間(笑)が作れた。朝が一番疲れていたので、とにかくしのごうと。今日は一日乗り切ろうと思っていたのに、このままズルズル行ったら良くないと思った。後半のスタート前に気持ちを切り替えられたのが良かった」と振り返る。

気持ちを切り替えると同時に、プレーの進め方も少し変えた。「前半はパッティングのフィーリングが良かったのに、オーバーが多くてイメージが悪かった。カップの奥側を見ていたので、後半からカップの手前側を見るようにしたらタッチが合った」と、後半は5メートル前後のバーディパットを4つ決めて巻き返した。

終わってみれば「73」のラウンドで、トータル2オーバー・58位タイに踏みとどまった。同じ学年の畑岡奈紗と渋野日向子には少し置いていかれてしまったが、初めての海外メジャーの決勝ラウンドで健闘を続けている。

ダブルボギーを打とうが、ペナルティを受けようが(実際は受けていないが)、予選に通れば途中で退場させられることはない。貴重な時間はもう1日残されている。「思い切って集中してプレーできればいいなと思います」とあすの最終日に向けて、気を吐いた。

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