ジャパンゴルフツアー選手会通信 「いつまでも忘れてはいけない」 チャリティの旅で強まった責任感、時松会長の出張レポート

ジャパンゴルフツアー選手会通信 「いつまでも忘れてはいけない」 チャリティの旅で強まった責任感、時松会長の出張レポート

山梨県庁を訪れた時松(撮影:ALBA)

ジャパンゴルフツアー選手会の活動の中で、大事な活動として社会貢献とチャリティがあります。プロスポーツとチャリティ活動は切っても切り離せないものです。

今回は、今年からジャパンゴルフツアー選手会会長に就任した時松隆光選手が、チャリティ寄附・寄贈のために山梨⇒岩手⇒宮城⇒福島を訪問した内容をご紹介いたします。

■コロナ禍でのトーナメント開催への感謝を込めて、山梨へ
コロナ禍で試合の延期や中止が続く中、「大会の開催に際しご理解して頂いた地元のために、なにかできる事はないか」という思いから、今年はジャパンゴルフツアー選手会で話し合って各自治体へ寄附金を贈ることが決まりました。

ようやくツアーの再開を迎えることができたのが、9月に富士桜カントリー倶楽部で行われた「フジサンケイクラシック」。10月19日(月)、時松選手はその舞台である山梨県を訪問し、県庁で長崎幸太郎・県知事へ寄附金70万円の目録をお渡しするとともに、大会開催についての知事の思いを聞きました。

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長崎幸太郎県知事(以下、長崎知事)「このたびは、大変なご厚意をたまわりましてありがとうございます。いただきました寄贈金は、感染防止策の充実のためにしっかりと使わせていただきたいと思っております」

時松隆光選手(以下、時松)「今回は、フジサンケイクラシックの開催をご理解していただき、誠にありがとうございました。少額ではありますが、何かお役に立てていただけたらと思っております」

長崎知事「大会開幕前に関係者の方々がいらっしゃって、“(開催を)どうしましょう”と聞かれましたが、ぜひやってくださいとお伝えしました。下ばかり向いていても仕方がないですし、県にとってもゴルフは極めて重要なスポーツであり、多くのファンが楽しみにしています。選手の皆さまのスーパープレーを山梨で見ることができて、地元の人々にとって大きな喜びになりました」

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試合開催を快諾したという知事に、改めて深々とお辞儀をして、県庁を後にした時松選手。「知事には“またぜひ、山梨県でスーパープレーを見せてください”と言っていただき、改めて感謝の気持ちを強くするとともに、これからも選手会一丸となって貢献活動につとめていきたいと思いました」と、より一層気を引き締めたのでした。

■震災復興のため、毎年恒例となった東北3県へ
山梨から東京へ戻り、翌日は新幹線に飛び乗って東北へ。東日本大震災の震災復興支援のため、ここから2日をかけて岩手県・宮城県・福島県を回ります。

この活動が始まったのは2012年。当初は、各トーナメントの賞金から1%(約3000万円)を復興支援金として寄贈していました。2015年からは、「なにか形として残る物にしたい」という選手たちの思いから、福祉車両を贈ることになりました。これまで各県10市町村に毎年計30台を寄贈、過去6回で合計180台を贈りました。

しかし、今年の寄贈は3台。コロナ禍で試合が行えず、医療従事者支援や九州豪雨災害支援へも振り分けることと決めたためです。台数は大幅に減ってしまいましたが、そのぶん、車を四輪駆動車へとグレードアップ。昨年まで会長を務めていた石川遼選手が、地元の方から“通常の軽車両だと、山間部や雪のときの運転が大変”という声を聞いたためでした。

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時松「台数が大幅に減ってしまったことは、大変申し訳なく思います。それでも、各市町村の方々には大変、喜んでいただいたばかりか、復興途中にもかかわらず、新たな自然災害に遭われたり、まだまだご支援が必要な状況とお聞きし、今後も少しずつでも寄贈を続けさせていただきたいとの思いを新たにしました。

特に福島県は、僕にとって、2016年の『ダンロップ・スリクソン福島オープン』でツアー初優勝を挙げるなど、ゴルフ人生を変えてくれた思い出の地です。これからも東北のみなさんのことを胸に、常に感謝の気持ちを忘れず、選手一丸となって支援活動につとめてまいります」

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試合以外で各地を訪れ、改めて「忘れてはいけない」とチャリティの大切さを実感した時松選手。慣れないスーツもすっかり板につき、選手たちを代表して思いを伝える大役を果たしてきました。

3日間の出張を終え、翌日は東京で次の理事会に向けた打ち合わせとスケジュールは詰まっています。帰りの新幹線では、おもわず「ふう…」とひと息。電車を降りると、しゃんと背筋を伸ばして歩き出す。またひとつ会長としての自覚が芽生え、ジャパンゴルフツアーのために奮闘する日々は続きます。

< ジャパンゴルフツアー選手会>
2020年 チャリティ活動計画
ジャパンゴルフツアー選手会では、今年は下記への寄附・寄贈を計画しています。

<継続寄付・寄贈>
・高松宮妃癌研究基金への寄附
・東日本大震災被災3県車両寄贈

<新規寄附・寄贈>
・新型コロナウイルス感染症関連医療従事者支援寄附
・令和2年7月豪雨災害支援寄附
・トーナメント開催市町村への寄附

※この度、ジャパンゴルフツアー選手会は、「リシャールミルジャパン基金(リシャールミルジャパン株式会社)」から、チャリティ活動を目的とする寄附を頂きました。毎年、各方面におこなっているチャリティ活動にご賛同され、今回お申し出をいただいたものです。

<ゴルフ情報ALBA.Net>

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