「持ち味は飛距離と思い切りのよさ」 渡邉彩香はリスクを恐れず今季初Vへ

「持ち味は飛距離と思い切りのよさ」 渡邉彩香はリスクを恐れず今季初Vへ

攻めて、攻めて、攻めまくる “ファイター”渡邉彩香が2年ぶりVへ闘志(撮影:福田文平)

<ほけんの窓口レディース 2日目◇14日◇福岡カンツリー倶楽部 和白コース(福岡県)◇6299ヤード・パー72>

今季初優勝へのキーワードは、“思い切りのよさ”になりそうだ。渡邉彩香が2日続けて「67」をマーク。トータル10アンダーまで伸ばし、2位に2打差の単独トップに躍り出た。「パターも入っているし、いいショットも増えてきた。昨日いいプレーできたのが自信になって、思い切りプレーできました」というなか最終日に向かっていく。


5つ奪ったバーディは、いずれも3メートル以内を決めたもの。ショットとパットがかみ合う、最高の展開になった。305ヤードと短い5番パー4では、アゲンストのなかでも積極的に1オン狙い。ここはグリーンを外したものの、松の木の下から3メートルに寄せてバーディを奪った。持ち味を生かした積極的なプレーが印象的だ。

この姿勢は、首位で最終日を迎えながら4位に終わった今季開幕戦の反省や、予選落ちした先週のメジャー大会などで湧きあがった思いが背景にある。「勝ちたいと思うと、少し思い切りがなくなっていいショットやパットにつながらない」。“安全に”という気持ちが、知らず知らずのうちに持ち味を奪っていた。

リスクを取った結果、ピンチが訪れても、「(自分は)そういうことがつきものの選手だと思ってやっている」と割り切る。逃げ切りを図る最終日だが、「思い切ってやった結果なら、(ミスが出ても)次でパーやバーディを獲るためにどうするかが勝負だと思う。そうなったこと(ピンチ)に後悔はない」という気持ちは忘れない。

ここまでの9試合ですでにトップ10入り3度と、安定した戦いを続けてきた。だが、優勝は2020年の「アース・モンダミンカップ」以来、2年近く遠ざかっている。「やっぱり優勝したい。勝ちたい気持ちと、自分のプレーに徹することどちらも大事だし、明日のポイントになる」。ただ「持ち味は飛距離と思い切りのよさ。(最近は)最終日でそこが欠けていると思うので大事にしたい」と気合を込める。“ファイター”のごとく果敢に攻めて、通算5勝目を手にするつもりだ。(文・間宮輝憲)

<ゴルフ情報ALBA.Net>