“けちょんけちょん”にされてきた地元コースでカムバック 三ヶ島かなは裏街道からV争いへ

“けちょんけちょん”にされてきた地元コースでカムバック 三ヶ島かなは裏街道からV争いへ

三ヶ島かなが地元Vヘカムバックを果たした(撮影:福田文平)

<ほけんの窓口レディース 2日目◇14日◇福岡カンツリー倶楽部 和白コース(福岡県)◇6299ヤード・パー72>

地元・福岡県での大会初日はイーブンパーの52位タイ。「ラインに乗っているのに、ことごとくパッティングがショートした」と、予選通過が危ぶまれるうっぷんがたまる1日を送った三ヶ島かなだったが、一夜明け会心のゴルフを見せた。


過去5回の出場で3度の予選落ち。「いつも気合が入り過ぎて空回りする」という大会だが、この日は気持ちとプレーがしっかりとかみ合った。6バーディでボギーはなし。「なんで打ちきれないんだ」といら立ったグリーン上も、前日の34パットから26パットと大きく改善し、トータル6アンダー・7位タイまで一気に浮上した。

「福岡県民はみんなやられている」と笑う“因縁”の福岡CC和白C。中学生の頃から回っているが、「プライベートでもいつも3オーバーとか。アンダーなんてとても(笑)」というコースだ。過去の苦い経験や情報が恐怖心につながり、思い切ったプレーがここまで封印されてきた。しかし「今までの記憶を消して、勇気を持って」と果敢にプレーし、そんな“トラウマ”を克服。このコースでの自己ベストとなる「66」をマークした。

声援も力になる。普段お世話になっている人たちが足を運び、そのプレーを見守ってくれる。「(昨年メジャーで勝ってから)ちびっ子たちも見てくれる。そこは変わりました」と、注目度も「ちょっとだけ(笑)」上がっていることも感じられる。それだけにいいプレーを見せたいという思いも強くなった。

この大会前には、高級ブランドのセリーヌのバッグを購入し、テンションもアップ。3日間ながら賞金総額1億2000万円、優勝1800万円を誇る高額大会の“前祝い”としてもふさわしい。首位とは4打差。「空回りしないことと、しっかりパットが打てればスコアはまとまるはず」。高ぶる気持ちを抑え「楽しく」プレー。その結果、地元優勝を成し遂げられたら最高だ。(文・間宮輝憲)

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