ジョーダン・スピース、悲願の大会勝利へ「ベストチャンス!」 最終日は“地元対決”

ジョーダン・スピース、悲願の大会勝利へ「ベストチャンス!」 最終日は“地元対決”

ジョーダン・スピース、悲願の地元大会Vはなるか(撮影:GettyImages)

<AT&Tバイロン・ネルソン 3日目◇14日◇TPCクレイグランチ(米テキサス州)◇7468ヤード・パー72>

地元テキサス州ダラス出身のジョーダン・スピース(米国)が、バイロン・ネルソンの大会を初めて訪れたのは幼少の頃だった。


「たぶん5歳か6歳だった。父に連れられてこの大会を観戦に来た。とにかくプロのサインが欲しくて…。デービス・ラブがとても優しかったことを今も覚えている。そのとき、僕の夢はプロゴルファーになることに決まったんだ」と28歳になったスピースが幼少期を回想した。

夢は叶い、プロになってメジャー3勝、PGAツアーで通算13勝を挙げている。世界ランキング1位にも輝いた。しかし、レジェンドゴルファー・ネルソンの名を冠したこの大会では、いまだ勝利していない。この試合は16歳、アマチュアで初めて出場したPGAツアーだが、これまでの最高は昨年の9位だ。

だが、今年は絶好機が巡ってきた。3日目に「64」をマークし、首位と1打差のトータル20アンダー・2位に浮上した。「これまでのベストチャンスだね」と、スピースも興奮を隠さない。

来週には海外メジャー「全米プロ」が控えている。「マスターズ」(2015年)、「全米オープン」(2015年)、「全英オープン」(2017年)に勝利しているスピースは、全米プロを制すれば“キャリアグランドスラム”を達成する。「家族も友達もたくさん応援に来てくれている。自分にプレッシャーをかけすぎないで戦いたい。そして、次週のメジャーに向けても良い準備にしたい」と声を弾ませる。

しかし、首位を行くセバスチャン・ムニョス(コロンビア)にとっても、実はこのダラスは“地元”。ダラス北部のノーステキサス大出身で、現在もムニョスはこの地で暮らしている。

「僕が大人気だったのはコロンビアで勝ったときくらいなのに、今週はたくさんの声援をもらっている。もちろんスピースは『ゴールデンボーイ』。みんなの人気者だけど、僕たち二人はとても良い友達だから…。あすはとても楽しい戦いになる」と29歳のムニョス。最終日の地元対決に注目だ。(文・武川玲子=米国在住)

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