「気持ちを楽に」「2つの大会」 カリー・ウェブが見る畑岡奈紗と渋野日向子、全米制覇の可能性

「気持ちを楽に」「2つの大会」 カリー・ウェブが見る畑岡奈紗と渋野日向子、全米制覇の可能性

カリー・ウェブが語る日本勢 畑岡、渋野が有利な点とは?(撮影:GettyImages)

<全米女子オープン 事前情報◇8日◇チャンピオンズGC(米国テキサス州)◇サイプレスクリークコース(6,543ヤード・パー71)、ジャックラビットコース(6558ヤード・パー71)>

今年最後の大一番、「全米女子オープン」が現地時間の10日(木)に開幕する。6月開催予定だった本大会も新型コロナウイルス感染拡大の影響で異例の12月開催。もっとも遅い海外女子メジャー大会となった。


大会を放送するWOWOWは、本大会連覇をはじめ、米国女子ツアー41勝、海外女子メジャー7勝を誇るカリー・ウェブ(オーストラリア)に見どころや18人が出場する日本勢についてインタビュー。畑岡奈紗、渋野日向子の大会制覇の可能性を語った。

12月開催は、冬のプレーになれている日本勢が有利とウェブは話す。その中でも、やはり日本のエース・畑岡の活躍には期待がかかる。「先日、試合で畑岡選手を見ました。すごくいいスイングをしていましたね。今季メジャー2大会でトップ10フィニッシュなのですから、しっかりといい方向に進んでいると思います」と、今年最後のメジャーでも太鼓判を押す。

「大事なのは全米女子オープンでいいプレーをしようと、自分に過剰なプレッシャーをかけないことです」。昨年までは畑岡自身も自分にプレッシャーをかけすぎたと反省。今年は気持ちを楽に戦うことを心がけている。「今後半年の間に、彼女は2度全米女子オープンで戦うことになるのです。だから、今回の全米女子オープンでプレッシャーをかける必要はありません。気持ちを楽に戦うことができれば、勝てるチャンスは十分にあります」(ウェブ)。

古江彩佳に抜かれたとはいえ、世界ランキングで日本勢3番手(16位)につける渋野についてもウェブが持論を展開した。「全英AIG女子オープンでの勝利があまりに早くきたので、1年間のツアー出場資格の権利を行使するには、まだ十分な気持ちができていませんでした。だから、彼女がLPGAにフル参戦する日が楽しみです」。渋野は22年シーズン以降の米ツアー本格参戦をにらんでおり、こちらも期待が持たれるところだ。

「今回は2つのコースを使用するという事から、準備も例年とは違います。大会のトロフィーや、看板をなるべく見ないようにして、単に『2つのゴルフトーナメントに出るのだ』という気持ちで向かってください」と、日照時間が短くなるため予選ラウンドを2つのコースで行う本大会の特性への対応を説明する。

「そして、最終日の前夜。勝つチャンスのあるいい位置につけていたら、その時に、今回の全米女子オープンの重要性を実感すればいいのです。少なくともそれまでは、2つのコースについてできるだけ知り、いいゲームプランを立て、ベストのプレーをするだけです。そして最終日、最終組に近いグループでプレーをする事ができれば、チャンスはあります。彼女はこれまでにもプレッシャーに強いところを見せてくれています。優勝に手が届くポジションにつけることができれば、チャンスはあるでしょう」

これらはもちろん、畑岡と渋野以外の16人の日本勢にも通用すること。異例ずくめの12月開催。大きな期待をもって大会を見ることができそうだ。

<ゴルフ情報ALBA.Net>