賞金ランクトップの桂川有人 パターを『セブン』から『イレブン』に変更した理由は?

賞金ランクトップの桂川有人 パターを『セブン』から『イレブン』に変更した理由は?

男子ツアーで今季2勝を挙げている『イレブン』を投入(撮影:上山敬太)

<ゴルフパートナー PRO-AM トーナメント 事前情報◇18日◇取手国際ゴルフ倶楽部(茨城県)◇東コース(6804ヤード・パー70)、西コース(6544ヤード・パー70)>

今季5試合を終えて、2位、24位、初優勝、24位、2位の成績で賞金ランキングトップを走る桂川有人。すでに4000万円以上稼いでいるパター、オデッセイ『ホワイトホットOG #7』を今週は“あえて”使わない予定だという。


「ちょっと重ためのグリーンなので、仮に入らなかったときに、ずっと良いイメージがあるパターが(今後)おかしくなったりしたら怖いなと思って。それなら使っていなかったパターを使ったほうがいいかなと」。桂川はパター変更の理由を説明する。

桂川が投入するのは、オデッセイの『イレブン』。今季、比嘉一貴や稲森佑貴が使って優勝している、男子ツアーで人気が高いパターだ。「イレブンのほうが感覚的に飛ぶ」と重いグリーンでの投入を決めた。

ヘッドの形がツノ型の7番からデカマレット型に変わるが、練習ラウンドではストロークが変わらないようにキャディと入念にチェックしていた。「パターを換えると目線とかストロークも変わりやすいので、そこだけおかしくならないように。パターを換えておかしくなるのが嫌なので」と、好調なパッティングに影響が出ないように細心の気を配っている。

パターを換えるのには、この大会ならではの理由もある。予選ラウンドは東コースと西コースを1度ずつ回る設定で、東コースはベントグリーン、西コースはベントよりも芝目が転がりに影響しやすいコーライグリーンと種類が違うのだ。決勝ラウンドの2日間は東コースとなる。ツアーのほとんどの試合はベントグリーンで行われ、コーライグリーンの大会は「Sansan KBCオーガスタ」の芥屋ゴルフ倶楽部くらい。コーライ芝を苦手に感じているプロも多いのだ。

「フィリピンではバミューダ芝のグリーンでやっていたので、コーライがそんなに苦手ではないです。コーライはコーライで普通に違和感なくできるので、同じ感じでいけそうな気はしています」と、桂川に不安はなさそう。バミューダ芝はコーライ芝同様に暑さに強いのが特徴で、ベントに比べると葉が太く、芝目が強い。高校3年間をフィリピンでゴルフ漬けの生活を送っていた桂川からしたら、コーライの芝目はそこまで気にならないようだ。現時点では、東コースでも西コースでも「イレブンでやるつもりです」。

「好調なうちにもう1勝」と目論む桂川のパター変更作戦は上手くいくだろうか。日本で唯一のプロアマ形式のツアートーナメントはあす開幕する。(文・下村耕平)

<ゴルフ情報ALBA.Net>