野球では味わえない? 松坂大輔さんが語るゴルフの緊張感「見られている距離が近い」

野球では味わえない? 松坂大輔さんが語るゴルフの緊張感「見られている距離が近い」

“平成の怪物”松坂大輔さんが語るゴルフの緊張感(撮影:上山敬太)

<ゴルフパートナー PRO-AM トーナメント 3日目◇21日◇取手国際ゴルフ倶楽部 東コース(茨城県)◇6804ヤード・パー70>

「直前まで僕が出ていいものかどうか」という緊張のなか、初めてプロのツアーに出場した元プロ野球選手の松坂大輔さん。アマチュアのスクラッチ部門で「79」で回り、9オーバー・27位タイであすの最終日を迎える。


「朝イチのティショットはなかなか野球でも味わえないような緊張感がありましたけど、しっかり球に当たって良かったと思います」と、スライスで右のラフに曲げながらも、一緒に回るツアープロたちと同じくらいの飛距離を出した。

野球のピッチャーは数万人を収容するスタジアムのど真ん中で大注目を浴びるが、そんな松坂さんでもゴルフの朝イチショットは緊張するものなのか。「ゴルフは見られている距離が近いのでやっぱり緊張しますね。野球は距離があるので、そんなに視線とかは気にならない」。遠くの数万人よりも、近くの100人ということらしい。

さらに、「シーンとしたなかで『見られているかも』と思う方が(笑)、緊張します。野球よりも見られている感覚がある。視線を感じてしまうと固まってしまうというか(笑)。何度かありましたね」と何度も窮地を脱してきた男らしからぬ言葉も出た。

それでは野球とゴルフの共通点はあるのだろうか。「僕はピッチャーなので、アプローチとかパターはなんとなくですけど、右手の感覚で距離感やイメージは作りやすいような気がします」と、右手をブラブラ振りながら説明する。ゴルフでは片山晋呉もグリーン上でカップを見ながら同じような仕草を取り、パットに入る。繊細なタッチが必要とされる場面では、右手の感覚が大事になるようだ。

ちなみに、ゴルフの“松坂世代”(1980年生まれ)には宮里優作や岩田寛がいる。宮里とは中日ドラゴンズ時代に、岩田とはアメリカ時代一緒にラウンドした仲だが、2人とも予選落ちしたため、松坂と会場で再会することはできなかった。

あすの最終日に向けては「朝イチのティショットは緊張するでしょうけど、僕らアマチュアは楽しめたらいいなと思います」。最後まで明るく楽しそうに話す41歳は、マウンドからフェアウェイに場所を変えても我々を魅了する。

<ゴルフ情報ALBA.Net>