ドライバーもパターも日替わり 単独首位の大槻智春「最終日もフィーリングで決めます」

ドライバーもパターも日替わり 単独首位の大槻智春「最終日もフィーリングで決めます」

日替わりでドライバーとパターを替えている大槻 パターは初日と3日目は『スパイダー』(右上)、2日目は『イレブン』を使った(撮影:上山敬太)

<ゴルフパートナー PRO-AM トーナメント 最終日◇22日◇取手国際ゴルフ倶楽部東コース(茨城県)◇6804ヤード・パー70>

「ゴルフパートナー PRO-AM トーナメント」の最終ラウンドが始まった。トータル19アンダー・単独首位は2019年以来のツアー2勝目を目指す大槻智春。2打差のトータル17アンダーで、2週連続優勝を目指す今平周吾、今季2勝目がかかる比嘉一貴らが続く。毎日バーディを量産している大槻だが、初日から3日目まで、ドライバーは毎日違うのだ。


昨年大会では「一番自信がある」ドライバーの乱調により最終18番でボギーを叩き、プレーオフで敗退。悔しい思い出が残る。エースは変わらずピンの『G400 MAX』だが、初日はプロギア、2日目はコブラのドライバーを投入。きのうの3日目はエースに戻した。同じ試合で日によってドライバーを替えるのは「今回が初めて」だとういう。

最終日も「練習場で打ったフィーリングで決めようと思っています」と、使うドライバーについては明言しなかった。ドライバーを替える意図については、「より良いものがあればという感じ。今回は思い切ってやってみようかなと思って。(3日目の)朝、ロフトとかをいじって調整していたんですけど、使えるまでにいたらなかったので、普通にエースドライバーでいきました」と大槻。予選2日間を終えて首位と2打差の好位置にいたため、“テスト”から“優勝争い”に切り替えたようだ。

ドライバーだけではなくパターも日替わり。東コースを回った初日はテーラーメイドの『スパイダー』、西コースを回った2日目はオデッセイの『イレブン』、そして東コースに戻った3日目は再び『スパイダー』を選択している。パターに関しても「当日の朝、決めようと思っています」と大槻。

『スパイダー』も『イレブン』も操作性の高いマレット型だが、「ネックがスパイダーはショートスラントで、イレブンはダブルベント。あとスパイダーのほうが少し軽いので、より重たいグリーンで打てます」と違いがある。そして、「初日はスパイダーが入ったので、西のコーライグリーン(東はベントグリーン)で、スパイダーを使って変なイメージにしたくなかった。それで替えたというのはあります」と意図を説明する。

19年5月の「関西オープン」での初勝利以来、たびたび優勝争いにからんでいるが2勝目が遠い大槻。最終日に向けては「本当にゴルフ場に来て、体の状態だったり心境だったりで自分でうまくやっていけばいいと思っている」と3日目のラウンドを終えて話している。本人は明言していないが、ドライバーやパターを当日決めるのは、気持ちに余裕を持たせる目的があるのかもしれない。

今年から契約フリーとなり、いろいろなクラブを試せるという背景もある。3週間前に茨城県で行われた「ISPS HANDA 欧州・日本、とりあえず今年は日本トーナメント!」では茨城の実家近くのゴルフパートナーでオデッセイ『2ボールブレード』を購入し、翌週の「中日クラウンズ」で投入。『2ボールブレード』は岩田寛や片岡尚之も使っている名器だ。大槻は今年に入って「中古クラブは4本くらい」と、最新モデルにこだわらず様々なクラブを試している。

「最終日はホール数を重ねるごとに緊張していくだろうし、でも3日目とやることは変わらない。最終的に優勝できたらいいと思っています」。いつもポーカーフェースの大槻だが、最終日に選択するドライバーとパターに、心境の変化が表れるかもしれない。最終日の戦いはGOLF Net TVで生中継される。

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