芯を外しても初速が出る『ステルス』を選択 元世界ランク1位、申ジエが選んだ14本【QPのクラブチェック】

芯を外しても初速が出る『ステルス』を選択 元世界ランク1位、申ジエが選んだ14本【QPのクラブチェック】

ショットメーカーの申ジエは浅重心のクラブを好む(撮影:鈴木祥)

毎週白熱した戦いを見せる女子プロたちの使うクラブが気になるところ。ティーチングプロ兼クラブフィッターのQPこと関雅史が、開幕戦で使用したクラブセッティングを解説する。今回は、海外メジャー2勝を誇り、元世界ランキング1位の申ジエ(韓国)。2014年から国内女子ツアーを主戦場にし、通算28勝(TPD単年登録前の優勝を含む)を誇る実力者は、クラブにもこだわりを感じられる。


精密機械のようなショット力が持ち味の申ジエは、韓国、米国の両ツアーで賞金女王を獲得し、2010年には世界ランキング1位に君臨。韓国、米国、日本の各ツアーの勝利数を合わせると50勝以上、その実力は折り紙付きだ。クラブ契約フリーのジエは、ドライバーとフェアウェイウッドはテーラーメイドの『ステルス プラス』。2本のユーティリティはキャロウェイの『エピックUT』で、アイアンもキャロウェイの『APEX TCB フォージド』を選んでいる。

「ドライバーからアイアンまで重心が浅いタイプですね」とQP。重心が浅いとスピン量を減らす効果があり、スピン量が多い人には向くクラブだが、「ショットメーカーの申ジエさんは、シャフトの延長線上に重心があって、コントロールしやすいモデルを選んでいると考えられます」と分析する。

ジエは昨年までは他メーカーのドライバーを使っていたが、話題のカーボンフェースの『ステルス』を開幕戦から投入。これにはクラブの特長と申のスイングがマッチしたと考えられるという。

「『ステルス』のドライバーは、芯を少し外れてヒットしたときでも、ボールスピードが落ちない利点があります。自分の“芯”がフェースセンターではない人には特に好評です。申ジエさんはスイングタイプ的に、もしかしたらセンターよりややヒールで打っていて、それがマッチしたのかも知れません」。

『ステルス』のフェアウェイウッドは、ボールが上がりやすく、飛距離性能も上がったといわれている。「昨年までもテーラーメイド製を使用していた流れもあるのでしょう。進化したこともあり、すぐにチェンジできてウッド系はすべて『ステルス』に変えたのだと思います」。フェアウェイウッドにはこだわりをもって長年同じモデルを使う選手も少なくないが、ジエは進化とともに新しいモデルにチェンジしている。


【申ジエのクラブセッティング】
1W:テーラーメイド ステルスプラス(9度/スピーダーNX50 S)
3W:テーラーメイド ステルスプラス(15度/スピーダーNX 50 S)
5W:テーラーメイド ステルスプラス(18度/スピーダーNX 50 S)
3,4U:キャロウェイ エピック UT(20,23度/ MCH-60S)
6I〜9I、PW:キャロウェイ APEX TCB フォージド(ツアーAD AD-65II S)
50,54,58度:キャロウェイ JAWS(N.S.PRO 850GH R)
PT:キャロウェイ トゥーロン SAN DIEGO
BALL:タイトリスト プロV1

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