5打差逆転Vの比嘉一貴 3ツアー共同主管大会の“優勝副賞”に笑顔「レベルアップできるチャンス」

5打差逆転Vの比嘉一貴 3ツアー共同主管大会の“優勝副賞”に笑顔「レベルアップできるチャンス」

アジアンツアー、韓国ツアーのシード権も獲得した比嘉一貴(撮影:上山敬太)

<Shinhan Donghae Open 最終日◇11日◇KOMAカントリークラブ(奈良県)◇7065ヤード・パー71>

韓国、アジア、日本の3ツアー共同主管大会の最終日に「65」をマークした比嘉一貴が、トータル20アンダーまで伸ばして、5打差を逆転して今季3勝目を挙げた。日本開催で3ツアーの選手が集まる中、日本ツアーを代表して勝てたことに満足したが、“副賞”にも喜びを見せた。


ツアーが共同主管大会の場合、優勝すれば両ツアーのシード権を手にすることができる、“おいしい”試合でもある。共同主管大会初優勝となった比嘉は、「やっぱり韓国ツアーとアジアンツアーのメンバーカードを取ることができたことは大変うれしく思います」と話した。

アマチュア時代はナショナルチームの一員として国際大会を経験。プロ転向後、最初のフィールドはアジアンツアーだった。東北福祉大学の先輩の松山英樹からは「海外に出たほうがいいとは常々言われている」という。これまで海外ツアーの予選会に挑戦する気持ちもあったが、コロナ禍で断念してきた経緯もある。

今年6月の「BMW 日本ゴルフツアー選手権 森ビルカップ」を制したことで海外メジャー「全英オープン」と欧州ツアー「BMWインターナショナル・オープン」の出場権を手中に収めた。「BMWインターナショナル・オープン」では10位タイに入り、「ホライゾン・アイルランドオープン」の出場権も獲得(結果は78位)。「2戦とも日本と似たようなコースでなんとかやれたと思いますが、(予選落ちした全英オープンの)セントアンドリュースになると場数が足りない。積極的に海外のコースを回ることが大切」と刺激を受けて、海外ツアー挑戦の意欲を高めて帰国した。

「アジアンツアーはどんどん大きくなって、日本より大きい試合も何試合かあるので、チャレンジできるのは非常にうれしい。レベルアップできるチャンスはあると思っています」とアジア経由で欧米ツアー参戦まで見据える。

10月10日時点の国内ツアー賞金ランキング5位以内であれば、米下部のコーンフェリーツアーの出場権をかけた最終予選会(Qスクール)から受験可能。こちらも「前向きに海外に挑戦できればいいなと考えています」。

身長158センチの比嘉は、日本ゴルフツアー選手権 森ビルカップを制したときに1973年のツアー制施行後、もっとも背の低い国内メジャー優勝者となった。「僕だからできることもあると思う。見ている人に憧れてもらえる選手になりたい」と話し、“最も小柄な賞金王”のタイトルも狙っている。海外挑戦を視野に入れながら国内の頂点も目指す。

<ゴルフ情報ALBA.Net>

  • 記事にコメントを書いてみませんか?