「ZOZOの舞台に戻りたい」 10代優勝を逃した久常涼が勝ちたいワケ

「ZOZOの舞台に戻りたい」 10代優勝を逃した久常涼が勝ちたいワケ

20歳の久常涼が初優勝を狙う(撮影:佐々木啓)

<パナソニックオープン 3日目◇24日◇小野東洋ゴルフ倶楽部(兵庫県)◇7113ヤード・パー72>

出だし1番パー4で4メートルのバーディパットを沈めると「今日はいける流れじゃないか」とスイッチが入った。16位タイから出た20歳の久常涼は、1番を皮切りに7バーディを奪って「65」で回り、トータル14アンダー・6位タイ。初優勝をかけて最終日は2打差を追いかける。


昨季19歳で初シードを獲得した久常は、「10代での優勝」を目標にしてきたが、未勝利のまま9月9日に20歳の誕生日を迎えた。今季は「ASO飯塚チャレンジドゴルフトーナメント」の2位タイなどトップ10入りは5回と、優勝のチャンスもなかったわけではない。「(シーズン通して)調子は悪くないと思うんですけど、技術的なものが足りないんでしょうね。(上位フィニッシュも)最後にスルスルって上位に入っているだけですから」と結果は真摯に受け止める。

10代での優勝は逃したが、直近の目標は初優勝のほかにも日本で開催される米国男子ツアー「ZOZOチャンピオンシップ」の出場権も見据える。「For The Players By The Players」までのJGTO賞金ランキング上位8人には出場権が付与される。今大会を含めて残り3戦。多くの選手が目標としているが久常も例外ではない。

19歳だった昨年は主催者推薦で「ZOZO―」に出場して52位タイ。世界最高峰の舞台では結果以上に多くの経験をした。「やっぱり1年間、自分の成長具合、変わったところを試せる場所だと思うので、あの舞台には戻りたい」と熱望する。

ここまでの賞金ランキングは18位と“ZOZO圏内”に入るためには2000万円以上は稼ぎたいところ。ただ、“最終戦”となる「For The Players By The Players」の週は海外の試合に参戦予定で、久常にとってチャンスは残り2試合。「2試合とも上位に入る必要がありますし、やっぱり優勝して自力で出られるようにがんばりたいですね」と力を込める。

首位と2打差はスタートから優勝を意識できる位置。「調子はいいので、パッティングが入ってくれれば、明日(最終日)も同じようなスコアを出せるんじゃないかと思います」。開催コースのお隣、地元の岡山県津山市からは家族や知人が大勢応援にかけつける。「応援は力になりますし、(地元から)一番近いところで勝てたらうれしい」。いろいろな想いを持ってツアー初優勝を獲りに行く。(文・小高拓)

<ゴルフ情報ALBA.Net>

  • 記事にコメントを書いてみませんか?