PIPは2年連続でタイガーがゲット? 2位のマキロイ明かす
2022年11月09日 12時00分ゴルフ総合サイト ALBA Net

2年連続でPIP受賞となったタイガー・ウッズ(撮影:GettyImages)
昨年から導入された米PGAツアー人気に貢献した選手がボーナスを得るPIP(プレーヤー・インパクト・プログラム)は、2年連続でタイガー・ウッズ(米国)が獲得したとローリー・マキロイ(北アイルランド)が明かした。
昨年の10月半ばに、マキロイは米AP通信とのインタビューで「タイガーを必死で追いかけたが叶わなかった。惜しかった!」と、自身は2位だったことを明かしていた。
第1回のPIPはウッズが1位でボーナス800万ドル(約11億6000万円)、2位はフィル・ミケルソン(米国)で600万ドル(約8億7000万円)を獲得した。
昨年は10人が総額4000万ドルを獲得したが、今年はプログラムが大幅にパワーアップ。上位20人で総額1億ドル(約145億円)に。この20人には来年1月からの大幅賞金アップの12大会を含む“20大会”への出場が義務付けられる。
昨年2月、カリフォルニア州ロサンゼルス郊外での自動車事故で右脚に大けがを負ったウッズは、今年4月の「マスターズ」で1年5カ月ぶりにツアー競技へ復帰。見事に予選通過を果たして47位で終えた。
その後は5月にメジャー2戦目の「全米プロ」に参戦したが、第3ラウンドを終えて足の痛みから棄権。7月、セントアンドリュース・オールドコースで開催された第150回「全英オープン」に出場したが予選落ち。昨季は計9ラウンドのプレーだった。PGAツアーのジェイ・モナハン会長はウッズについて「少ないラウンド数ながら、そのすべてでとても大きな注目を集めた」とコメントをしている。
一方のマキロイは昨季メジャー未勝利ながら、最終戦の「ツアー選手権」を含む3勝で3度目の年間王者を達成。10月には世界ランキング1位に返り咲いた。
また、第1回は2021年1月から12月31日までの選手の活動が対象で、正式発表は2022年3月だったが、今年はすでに9月30日でプログラムが終了。11月半ばに正式発表が予定されており、23人がボーナスを受け取ると見られている。(文・武川玲子=米国在住)
<ゴルフ情報ALBA.Net>
記事にコメントを書いてみませんか?