若手にまじって初のセカンドQT 47歳はあきらめない

若手にまじって初のセカンドQT 47歳はあきらめない

マンデー予選から這い上がったベテラン桑原克典は表舞台に返り咲けるか(撮影:赤澤亮丈)

<アジアパシフィック・ダイヤモンドカップゴルフ 初日◇22日◇茨木カンツリー倶楽部・西コース(7,320ヤード・パー70)>

 マンデー予選を通過して本戦への出場権をつかんだベテランの桑原克典は、トータル2アンダー・12位タイのラウンドを終えて「楽しかったー」と笑顔を弾けさせた。


 昨年はサードQTで敗退し、前週までは奈良県にある奈良柳生CCで行われたセカンドQTにゴルフ人生で初めて出場していた。「このメンバーならイーブンパーで回れば通れる」と踏んだ4日間は、カットラインがトータル5アンダーまで伸びて目を丸くした。自身はトータル12アンダー22番目で通過したものの、「韓国選手も多くて本当にレベルが上がっている。セカンドを通るのも一苦労という感じ」。

 そんな来季の出場権をかけた一戦は、敗退がそのまま職場の喪失につながるだけにプロゴルファーにとっては神経をすり減らす戦い。47歳は「QTは4手、5手まで先を読んで回らないといけない」と精神的にも追い詰められる争いを潜り抜けて大阪の地を踏んだ。それだけに、観客の前で華やかに行われるツアーでのラウンドは「楽しい」。心から出た言葉だった。

 QTで感じた若い力は、ツアーに目を向けるとさらに際立っている。「もうレギュラーツアーを見てても僕らでもわからない。なんであの体の動きができるのか、異次元」。最近では、テレビで見るシニアツアーの先輩にシンパシーを感じるようにもなった。それでもまだまだレギュラーツアーでの戦いをあきらめていない。

 「家族のためにとか、気持ちも実力もあるけどやめなければいけない人もたくさんいる。僕は恵まれた環境にいるのでやらせてもらっている。ゴルフをやれるだけ幸せだから100%やろうと。悩むことも失礼になると思う」。ツアー2勝の実力者だが、若手にまじって予選会に出場することも苦にもならない。昨年からは継続してスイング改造にも取り組んでいる。藤田寛之らと同世代の47歳は地道な歩みで再び表舞台に這い上がろうとしている。

<ゴルフ情報ALBA.Net>

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