前週82の大叩きからV争い 地元の山下和宏は悲願へ「一発勝負」

前週82の大叩きからV争い 地元の山下和宏は悲願へ「一発勝負」

トータル5アンダー・5位タイの山下和宏 地元で悲願の初優勝を叶えられるか(撮影:赤澤亮丈)

<アジアパシフィック・ダイヤモンドカップゴルフ 3日目◇24日◇茨木カンツリー倶楽部・西コース(7,320ヤード・パー70)>

 自宅からは車でわずか15分。地元でついに悲願に届くだろうか。プロ19年目の42歳・山下和宏が8位タイから出てスコアを1つ伸ばし、トータル5アンダーの3位タイに浮上。首位の17歳パチャラ・コンワットマイ(タイ)との3打差を追って最終ラウンドに進む。


 この日は2番でバーディを先行させると、4番ではグリーン手前から約30ヤードのアプローチを放り込んでチップインバーディ。中盤はスコアを落とすも、14番、15番の連続バーディで息を吹き返した。「リズムを修正できたかなと思ったら最後にボロが出た」と16番、18番と2つのボギーを叩くも全体に伸び悩んだ3日目は耐えて上位浮上を果たした。

 当初出場権のなかった今大会は推薦でチャンスをもらった。前週の「ANAオープン」では初日20位でスタートするも2日目に“82”の大叩きで撃沈。最後の予選通過は7月「ダンロップ・スリクソン福島オープン」までさかのぼり、不調を抜け出せないままティオフを迎えた。「予選を通ることにナーバスになったり、コースを必要以上に難しく感じたりしていた」。地元ということもあって、予選ラウンドはこの日の緊張感の比ではなかったという。

 それでも、必死に耐えてプレーを続けていたら不調の中で思いがけぬ初優勝のチャンスを得た。「こんなに練習しているのに何で上手くいかないんだろうと思っていて心が折れそうで、それで今週こういうプレーができるのが不思議。でもそれがゴルフかもしれない」。ここ茨木CCは地元の縁でオフに複数回ラウンドをこなしており、スタッフとも顔見知り。「コースの中でも地元という感じになる」と見えない力も山下を後押しする。

 昨年はこちらも地元近辺で行われた「関西オープン」で最終日を首位で迎えながら、スコアを落としまたも初優勝には届かなかった。「ここまでこれて上々なので、明日は一発勝負をやってみたい」。何度目の正直でも勝利に届けば構わない。

<ゴルフ情報ALBA.Net>

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