幸運の水玉ウエア 台湾の30歳は3か月で3勝目

幸運の水玉ウエア 台湾の30歳は3か月で3勝目

セン、水玉ウエアが幸運を運んできた!?

<アジアパシフィック ダイヤモンドカップゴルフ 最終日◇25日◇茨木カンツリー倶楽部・西コース(7,320ヤード・パー70)>

 セン・セショウよりも、ホームのアジアンツアーではイングリッシュネームの“ジェームス・チャン”として知られている30歳。「今日はドライバーもアイアンもすべてが良くて、運も良かった。優勝は意識せずに1打1打にフォーカスしてプレーした」と6打差のスタートから8バーディ・ノーボギーの“62”を叩きだして、トータル10アンダーで逆転優勝を飾った。台湾人の日本ツアー優勝は2006年のセガサミーカップを制した葉偉志以来となる。


 強烈な追い込みでビッグタイトルをつかみ取ったセンは日本では無名ながら、現在キャリアハイのシーズンを過ごす上昇気流の中にいる。自転車ロードレースに夢中になっていた青春時代に、プロゴルファーでもある父の勧めで15歳からゴルフを始めた。それからわずか5年後にプロ転向。「20歳でプロになって、10年。今のレベルに達するまで時間がかかった」と語りながらも、下部ツアーで着実に蓄えた実力が今季本格開花した。

 7月末にはアジアンツアーと欧州ツアー共催競技「キングスカップ」でツアー初優勝。さらに母国台湾で8月25日から28日まで開催された「台湾PGA選手権」も制すと、9月には欧州ツアーのビッグイベント「オメガ・ヨーロピアン・マスターズ」にも出場し、並みいる世界の強豪を相手に49位タイに入った。「自分の実力を出せているので今はすごく良い時期だと思う」とうなずいた。

 今大会勝利によりアジアンツアー年間2勝を挙げて5年間のシードを獲得。さらにこの日、日本ツアーへのメンバー登録を行い、今年の残りと来年から2年間の日本ツアーシード権も獲得した。次週は台湾でのアジアンツアー「マーキュリーズ台湾マスターズ」に出場するが、「HONMAツアーワールドカップ」から日本ツアーにも出場する意思を示している。11月には松山英樹と石川遼が日本代表として出場するワールドカップにも台湾代表として参戦する。

 着用していた白地に紺の水玉のポロシャツは、アジアンツアー優勝時にも着用していた縁起モノだという。この日マークした“62”はゴルフ人生を通じての自己ベスト。そして手にした3,000万円のビッグプライズは1試合で得た最多賞金。「このシャツを着ているといつも運がついてくる」。やっぱり幸運の水玉に結果がついてきた。

<ゴルフ情報ALBA.Net>

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