初日バーディ無しの史上最長パー4 今年のドラマは17番で生まれる?!

初日バーディ無しの史上最長パー4 今年のドラマは17番で生まれる?!

難ホールである17番で、パーパットを決めた鈴木愛は思わずグータッチ(撮影:上山敬太)

<日本女子オープンゴルフ選手権競技 初日◇29日◇烏山城カントリークラブ 二の丸/三の丸コース(6,506ヤード・パー71)>

 2002年にハイビスカスゴルフクラブで行われた「LPGAツアーチャンピオンシップリコーカップ」の9番・450ヤードを40ヤードも上回る、490ヤードに設定された「日本女子オープン」の17番。このモンスターホールが選手たちの前に立ちはだかった。


 通常営業ではパー5として使用されている17番は、打ち下ろしの左ドッグレッグ。ティショットは右にあるクリークにつかまりやすく距離感、方向性ともにかなりの精度が求められる。加えてグリーンの手前にもクリークがつながっており、グリーン奥のOBラインも浅く2打目も一切気が抜けない。初お目見えとなった今日はバーディを奪った選手はゼロ。渡邉彩香や宮里美香といった実力者たちが、次々と右のクリークへ飲み込まれダブルボギーを叩いた。

 昨年覇者チョン・インジ(韓国)は「距離も長くてグリーンも小さいので一番難しいです。キーホールだと思います」と最警戒。今日は3メートルのパーパットがわずかに決まらずボギーを叩いた。「4日間で2オーバーでいい」と戦前から話していた鈴木愛は、今日はクリーク手前93ヤード地点にレイアップすると、残った4メートルのパーパットを沈めて、キャディとパーでは異例となるグータッチ。パーセーブで鈴木が見せた笑顔がこのホールの難しさを物語っている。

 テレビ中継のラウンド解説を務めている小田美岐によると、「ラフが長いし、たとえティショットをフェアウェイに置けたとしても、2打目が左足下がりのライが多い。それがさらに難易度を上げていると思います」とアンジュレーションのきつさをポイントに挙げる。

 また、プロコーチの辻村明志氏は初日にバーディが出なかった理由としてピン位置を挙げる。「ピンが右に切られるとあのホールでバーディを獲るにはすごいパットを決めるしかないでしょう。デッドに攻めていけば右のクリークに入る可能性がありますし、奥も狭い。そしてグリーン左からのパットは5メートルの距離で2メートルくらい曲がるスライス。選手もパー5のホールの気持ちでプレーしていたと思います」とコメント。「ピンが左になれば、5人くらいはバーディが出るかもしれません」と解説する。

 ボギーは覚悟、トリプルボギーまで考えられるこの17番で、最終日にドラマが生まれる可能性が高そうだ。


【国内女子ツアー歴代パー4最長ホール(1990年以降)】
1位「日本女子オープンゴルフ選手権競技(2016年)」
烏山城カントリークラブ 二の丸/三の丸コース17番 490ヤード
2位「LPGAツアー選手権リコーカップ(2002年)」
ハイビスカスゴルフクラブ9番 450ヤード
3位「ヨネックスレディス(1999-2010,2015年)」
ヨネックスカントリークラブ2番 449ヤード
4位「フジサンケイレディス(2004年)」
富士レイクサイドカントリー倶楽部1番 449ヤード
5位「ニトリレディス(2015年)」
小樽カントリー倶楽部16番 447ヤード

<ゴルフ情報ALBA.Net>

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