史上初アマメジャー制覇から一夜 中嶋常幸が語る愛弟子・畑岡奈紗

史上初アマメジャー制覇から一夜 中嶋常幸が語る愛弟子・畑岡奈紗

優勝決定後握手を交わした(撮影:上山敬太)

栃木県にある烏山城CCで開催された、国内女子メジャー「日本女子オープン」で史上初のアマチュア優勝を17歳263日の最年少で制す偉業を達成した畑岡奈紗。自身が主催する「ヒルズゴルフトミーアカデミー」で畑岡を指導している中嶋常幸が一夜明けて改めて畑岡の偉業についてALBAの取材に答えた。


−改めて畑岡奈紗の優勝について
日本女子オープン史上初のアマチュア初優勝。よく頑張ったの言葉しかない。「ヒルズゴルフトミーアカデミー」にきて合格者となり、第1回目の合宿で感じたことは、あんまり目立つ子ではなかったが身体能力は高いということ。鍛えれば面白いと思っていた。そして教えているときに脇目をしない、しっかりと話を聞いている。そこに関心した。

昨日の最終調整の時にも、「疲れてくると出やすい癖があるから、血液と体液を回すようにその場ジャンプするといいぞ」というと素直に試合中、ピョンピョン跳ねる姿が見られた。逃さず聞いて、実行していたのが印象的だった。

−アカデミーの合宿では
合宿では試合のプレッシャーを味わえる方法がないので、合宿中に白組赤組に分けて競い合わせる。スコアをつけて差が大量に開いたらプレーオフはなし。そこまで開かなければプレーオフをさせた。3ホールのプレーオフで、それぞれ3人ずつ選手を出して残りは応援させる。代表選手に奈紗を選ぶと「なんで私がプレーオフに?私のせいでチームが負けたらどうしよう…」と、はじめは言っていた。

それでも、提出されたレポートの感想を見ると「なんで私が?」から「いい意味のドキドキがあり楽しかった」と気持ちの変化が書かれていて、光る闘争心が見えた。根性、やる気があると感じられた。課題を出すと必ず期待以上の成果がかえってくる楽しさがあったね。

−畑岡の性格
言われたことを噛んで咀嚼できる子。トミーアカデミーでは、「固形物を噛んで栄養にするには、自分たちで考えないと固いものはかみ砕けないぞ」と伝えていた。

性格がスポーツ選手向き。スポーツ選手向きの性格とは、集中力、ポジティブ、現場を楽しむ力。簡単に言うと根性が座っている人だ。17〜18番あの場面を活き活きと力強くできる子が強い。彼女は今後、プロ宣言して主戦場をアメリカにしたいと思っている。全米女子オープンで活躍することが彼女の目標のようだ。

−アマチュア選手について
(3日目まで首位の)長野未祈も素質がある。磨けば光る存在。ただ、奈紗は場数を踏んでいる。長野はまだ場数不足とパワーが足りない。振る力がまだついていないね。優秀な生徒が多いのでアカデミーで教えることが楽しい、そしてその楽しさをくれる代表が畑岡奈紗だね。

女子はこれからが楽しみな選手が多い。女子に比べると男子が品薄。女子の存在感が強くなると、男子の存在が弱くなるという相対的なものなのではないか。家庭でも一緒かもね?(笑)

<ゴルフ情報ALBA.Net>

関連記事(外部サイト)