博士のおかげ!?「TEAM HONMA」の後輩から先輩への“思い切った進言”

博士のおかげ!?「TEAM HONMA」の後輩から先輩への“思い切った進言”

まだショットは安定しないものの、後輩の進言が効いたか!?(撮影:福田文平)

<HONMA TOURWORLD CUP AT TROPHIA GOLF 初日◇6日◇石岡ゴルフ倶楽部(7,071ヤード・パー71)>

 『HONMA TOURWORLD CUP AT TROPHIA GOLF』初日に4アンダー・13位タイ発進となった上井邦裕。シード落ちして迎えた今季はここまで8試合出場で予選通過は2度のみだが、ホスト大会の初日に今季初の60台を記録。その理由は“TEAM HONMA”の後輩からの進言にあった。


 「ドライバーを僕にセッティングさせてください」と上井に声をかけたのは、今季から本間ゴルフ契約となった小林伸太郎。先週の『トップ杯東海クラシック』最終日は同組となった両者だが、ホールアウト後の練習場で前述のような思わぬことを言われた。「終わってから“上井さん言っちゃっていいですか?”って。“アイアンがいいのに、ドライバーが合っていないから気持ち悪さが出るんですよ。シャフトを含めて合わせれば上手くいきます!”って言われたので任せてみました」と普段は“博士”と呼ぶクラブオタクの行動に委ねてみた。

 実際に上井はここ2年はツアーでのドライビングディスタンスの計測で約260ヤード後半で90位前後。フェアウェイキープ率はさらに下位。今季ここまでも平均260.37ヤードと数値上でも明らかにドライバーに悩みを抱えている。

 小林は「上井さんの悩んでいる部分を僕の考えている考察で“70%以上は取り除けるだろう”と。お互いプロゴルファーですし、僕はオタクなので、悩みが手に取るようにわかって…」と思い切った提案。自らの使っていないドライバーに鉛を張って“上井仕様”にして打ってもらい、意見を聞いたうえで自ら本間のツアーレップに相談。だが、今週に入ってから小林の考えを聞かされた本間のツアーレップの第一印象は“それでは球が上がらないんじゃないか?普段の上井プロの意見と逆の方向に言っているんじゃないか?”。

 小林の要望は上井が先週まで使っていたクラブと、まったく異なるクラブ。ロフトは普段の上井のエースよりかなり立っていた。上井はインパクトでロフトが立つタイプのため、普段はハイロフトを使用。だが小林はティアップを高くしてアッパー気味に打つ練習を薦めつつ、クラブも変えつつ、大胆な修正をかけていった。

 「あいつが全部メーカーさんにいってくれて。今週の練習ラウンドでアイアンのように気持ちよく振れるからいいね、ってなって…」。今まであまりクラブを気にせず打っていたという上井は驚き、本間ツアーレップも「僕らの領域は、あくまで現状のプロの球筋を見て、要望を受け取って実現する仕事です。でも小林プロはスイング変更のアドバイスを交えながら、クラブセッティングの面も合わせて調整をかけてきた。実際打ってもらうとすごくいい球が出ています。プロ同士でないと提案できないことですよ」と当初の印象を撤回した。

 この日上井のドライビングディスタンスは2ホール計測ながら平均284ヤード。ホスト大会へ向けて“TEAM HONMA”一丸となって戦いたいという気持ちを持つ小林の行動が上位発進の要因になってに違いない。

<ゴルフ情報ALBA.Net>

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