松山英樹、実力だけでなくギャラリーサービスも“世界レベル”に

松山英樹、実力だけでなくギャラリーサービスも“世界レベル”に

日が暮れてもサインを続けた松山英樹(撮影:福田文平)

<日本オープン 最終日◇16日◇狭山ゴルフ・クラブ(7,208ヤード・パー70)>

 「日本オープン」は松山英樹がトータル5アンダーで、2位に3打差をつけ初の国内メジャー制覇を達成した。米国で磨いたショートゲーム、そして圧倒的なパワー。初日、2日目は粘りのプレー、3日目にショットを修正すると他の選手を寄せ付けず快勝した。


 この試合は初日から大観衆が松山、石川遼、アダム・スコット(オーストラリア)らを目当てに来場。松山も連日大きな声援を浴び、それに応えるように調子を上げていった。初日は午後スタートだったが、パター練習後真っ暗になった10番ティで残った大勢のギャラリーのためにサインのペンを走らせた。

 それは2日目、3日目も続き、最終日は表彰式や会見が終った後にまた100人を超えるギャラリーのために時間を割いた。

 この日は日曜日で大勢の子供たちも来場。松山は5番から6番パー3に移動する際に、2人の子供と笑顔で握手。9番パー5ではセカンド地点では“イーグルとってー”という無邪気な声援が。その時は苦笑していたが、「そんなに簡単にとれるものじゃないだけどなあ。けどセカンドが上手くいってチャンスができた」と会見ではその声援に応えようとしていたことを明かした。

 「今回見て、プロになりたいと思ってくれたら嬉しいですよね」。子供たちに自分のプレーから夢や希望を持ってもらえたら、そんな思いを持ちながら日々松山は戦っている。

 松山の恩師・東北福祉大ゴルフ部の阿部靖彦監督も「米国で成長した姿を日本の皆さんに見てもらいたいんですよ。サインも米国なら当然のこと。ペンを持ち歩いてるプロも多いでしょう?」と教え子の熱い気持ちを代弁した。

 プレーヤーとしてだけでなく、人間としても確実に成長している松山。そんな彼の姿をみて、1人でも多くの子供たちがゴルフに興味を持ってくれたら、ゴルフ界にとってこんな喜ばしいことはない。

<ゴルフ情報ALBA.Net>

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