おちゃめな奇才・デシャンボー!ゴルフへの探求心は通訳も困るほど?

おちゃめな奇才・デシャンボー!ゴルフへの探求心は通訳も困るほど?

“おちゃめな奇才”デシャンボー 日本ツアー初参戦でどんなプレーを魅せてくれるのか(撮影:岩本芳弘)

<ブリヂストンオープン 事前情報◇19日◇袖ヶ浦カンツリークラブ・袖ヶ浦コース(7,119ヤード・パー71)>

 20日(木)から開幕の『ブリヂストンオープン』に参戦する、米国男子ツアーの新鋭ブライソン・デシャンボー(米国)。2014年の『世界アマチュアチーム選手権』以来の来日でプロ転向後は初となるが、「前回の世界アマで軽井沢に来たときも優勝できたのですごくいい思い出があります。今回も同じような興奮と気持ちで訪れました。今週もいいゴルフをしたいと思います」と笑顔で意気込みを語った。


 アマチュア時代から全米アマとNCAAチャンピオンシップの両大会で優勝を達成した実績(ジャック・ニクラス、フィル・ミケルソン、タイガー・ウッズなどと並び、史上5人目の快挙)などで注目を集めたデシャンボー。今年の『マスターズ』で21位に入り、ローアマを獲得した翌週にプロ転向。そして来季のPGAツアーの出場権をかけた「WEB.COMツアーファイナルズ」の第1戦『DAPチャンピオンシップ』でプロ初優勝を果たすなど、順調にキャリアをスタートさせたが、自らを“ゴルフ科学者”と表現するなど個性にあふれたキャラクターが魅力だ。

 有名なエピソードは、4番アイアンから60度のロブウェッジまですべて6番アイアン相当の37.5インチで揃えた“ワンレングスアイアン”だ。2011年にコーチとスイングを変える話をした際に、1969年に書かれた名著『ゴルフフィングマシーン』を参考にしたことをキッカケに、クラブの長さをすべて一緒にするテストを開始。「トラブルを回避するために3週間かかりましたが、ホームコースでテスト。“これが自分のゴルフを変えるのでは?”と思ったので、全部同じ長さのクラブを使うようになりました。功を奏していまは自分にとってベストのゴルフが出来ていると思います。いろいろなプロセスを踏んでこのクラブにたどり着きました」と、理由について淀みなく話を続ける熱意ぶりを見せ、ひとしきり語り終わったあとに通訳が翻訳に苦労していると、見かねて「ソーリー」と笑いながら謝罪した。

 今大会への出場も、プロ転向に際してブリヂストンゴルフの『TOUR B 330シリーズ』の使用契約を結んだことが要因だが、ボール選びも一風変わっている。普段からボールを塩水(硫酸マグネシウムを溶かした水)に浮かべて回転させ、重心が真ん中にあるかをチェックしてから使用するというデシャンボー。より長く回転しているボールほど重心位置が真ん中に近いこととなるが、ブリヂストンボールが最も誤差が少なかったことが選んだ理由だという。

 会見中に通訳が話している最中も、自身の目の前に用意されたデモンストレーション用の塩水に浮かべたボールを手にとってカメラマンに見せつけたり、自身のイラストが書かれた冊子に悪戯書きをして披露したりと“おちゃめな奇才”という印象がピッタリのデシャンボー。会見後の練習では、スイング計測器の数値と自身の感覚が合わなかったことでひたすらボールを打ちつづけ、パッティンググリーンでも真っ暗闇のなか車のヘッドライトをたよりに練習をつづけるなど、異名どおりのこだわりを披露。日本ツアー初参戦ではどんなプレーで、どんな言動でゴルフファンを楽しませてくれるのだろうか。

<ゴルフ情報ALBA.Net>

関連記事(外部サイト)