終盤の3つ巴を制し逆転優勝 “飛ばし屋”チャン・キムの勝因は「パッティング」

終盤の3つ巴を制し逆転優勝 “飛ばし屋”チャン・キムの勝因は「パッティング」

ツアー屈指の飛ばし屋・キム、2勝目はパッティングでつかんだ(撮影:村上航)

<長嶋茂雄INVITATIONALセガサミーカップ 最終日◇9日◇ザ・ノースカントリーゴルフクラブ(7、178ヤード・パー72)>

終わってみればこの男だった。約1か月のオープンウィーク明けとなった国内男子ツアー「長嶋茂雄INVITATIONALセガサミーカップ」最終日。12アンダー2位タイからスタートしたチャン・キム(米国)が、6バーディ・ノーボギーの“66”を叩き出し、3日目トップのマーティン・キム(アルゼンチン)を逆転。今季2勝目をマークした。


終盤、今平周吾やハン・ジュンゴン(韓国)との3つ巴になった優勝争い。今季のドライビングディスタンスで1位のキープする飛ばし屋は、今平に「(飛距離の)アドバンテージはきつかった」と言わしめるほど、その飛距離でプレッシャーをかけ続けた。

17番のバーディで、17アンダーの単独トップとなって迎えた最終18番パー5。「トップに並んでいたのは知っていた」。1つ前の組のハンが18番でバーディを奪い、首位に並んでいた状況でのティショット。「全米オープン」のために導入した新ドライバー「G400 LST」から放たれた1打は、340ヤードのビックドライブとなった。ピンまで残り224ヤードを5番アイアンで狙ったセカンドはグリーンの右奥にこぼれたが、「ターゲットラインにいっていたので気にしなかった」とキム。勝負をかけた約20ヤードのアプローチをピタリと寄せてバーディ。「自分自身が(日本の)ツアーでやっていけることを証明した」というツアー2勝目をつかみ取った。

「16番での約1.5メートルのパーパットが決まって自信になった。それが17、18番につながった」というキム。今大会では優勝賞金3,000万円のほか、ドライビングディスタンス賞100万円もゲットした“飛ばし屋”だが、今回の勝因について聞かれると、即座に「パッティング」と答えた。「どんな試合でもパッティングがいい選手が勝つ」とパットの重要性をコメントした。

今季の「〜全英への道〜ミズノオープン」でツアー初優勝を飾ったことで権利を得た「全英オープン」がでの躍進が次の目標。今年は初めて出場したメジャー「全米オープン」で予選落ちしたリベンジの場でもある。「一度メジャーを経験しているので、今回はトップ20を目指したい」というものの、「究極の目標は全英オープンで勝ちたい」というキム。世界の舞台でどこまで活躍できるか注目だ。

<ゴルフ情報ALBA.Net>