インストラクター→ツアープロ→通訳→ツアー復帰 イ・ジウが過ごした風変りな2年間

インストラクター→ツアープロ→通訳→ツアー復帰 イ・ジウが過ごした風変りな2年間

ツアー復帰を果たしたイ・ジウ、これからの活躍が楽しみだ(撮影:佐々木啓)

<サマンサタバサ ガールズコレクション・レディーストーナメント 初日◇14日◇イーグルポイントゴルフクラブ(6,667ヤード・パー72)>

今季の開幕よりユン・チェヨン、イ・ミニョン(共に韓国)の通訳を務めていたイ・ジウ(韓国)が「サマンサタバサレディース」で昨年10月の「スタンレーレディス」以来、約6か月ぶりにレギュラーツアーに復帰した。


ジウほどこの2年間で様々なことを経験したツアープロはいないだろう。2015年にシードを喪失すると、翌年の1月よりアカデミーでインストラクターとしてアマチュアに指導を開始。そうしてレッスン業の傍ら出場した4月のステップ・アップ・ツアー「パナソニックオープンレディース」でまさかの初優勝。その後も二足のわらじでツアーに出場していたが、サードQTで50位に終わり、ファイナルQTに進めず。「ゴルフの試合に出たい気持ちがあまりなくなってしまった」と意気消沈。

それでも、インストラクターをやめてツアー復帰しようとしていた矢先に、今年の開幕戦「ダイキンオーキッドレディス」の1週間前。今季から日本に参戦するチェヨン、ミニョンの通訳のオファーが届く。もともと色々経験してみたいタイプのジウは、これを「お手伝いできることがあったらしますよ」と承諾。元々は4月までの予定だったが、「もう少しやって欲しい」と気が付けば6月まで期間が延長していた。

その間、忙しかったことでほとんど練習できず。試合という試合は「アース・モンダミンカップ」の予選会のみ(出場権は得られず)。ディフェンディングのパナソニックレディースも「練習してなかったので」と欠場した。

2人(チェヨン、ミニョン)の次の通訳も決まったことで、7月よりツアープロとして復帰。ステップ・アップ・ツアー「Skyレディース ABC杯」で復帰すると、次の「ECCレディス」で予選突破。そしてウェイティングとして待機していた今週、柏原明日架が左足首痛のため欠場したことにより、繰り上がりで出場が決定した。

久々のレギュラーツアーの初日は5オーバー・78位。「暑さで体力が…それに全然練習していなかったので…」と体力面・技術面の低下は顕著だったが、「やっぱり試合に出たら楽しいですね」と笑顔。他の選手から「あれ?今週は選手なの?」と声をかけられるなど久々の環境を楽しんだようだ。

通訳をしてもらっていたチェヨンもジウの復帰を歓迎。「別の仕事を終えて本業に戻られた感じで、今の姿がプロとしてとてもかっこよかった。ぜひ一緒の組になってプレーしたいですね」と戦友のカムバックを喜んだ。

まずはレギュラーツアーの出場権獲得が最優先。「今はまだブランクもあるので簡単に勝ちたいとかは言えません。優勝を狙ったら失礼だとも思います。これからはQTが大事になるので、そこで出場権を獲得できるように頑張ります」と語ったジウ。2007年から5年連続でシードを守った実力者の復活の時は近い。

ちなみに通訳時代を「通訳だけじゃなくてホテルを取ったりキャディさんを探したり。マネージャーさんみたいな仕事をしていました。こんなに大変だとは思っていませんでした」と語ったジウ。一番の思い出は「ヤマハレディース」でのミニョンの優勝会見だとか。

<ゴルフ情報ALBA.Net>

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