どうしても欲しかったけど… 金田久美子は「初めてのガマン」で好発進

どうしても欲しかったけど… 金田久美子は「初めてのガマン」で好発進

パター変更が奏功 金田久美子が好発進を決めた(撮影:佐々木啓)

<センチュリー21レディス 初日◇21日◇瀬田ゴルフコース 西コース(6,567ヤード・パー72)>

今週末は、金田久美子が久しぶりに優勝争いに顔を出すかもしれない。


国内女子ツアー「センチュリー21レディス」の初日。金田の初優勝は2011年の「フジサンケイクラシック」。それ以降は優勝争いからも離れている印象だが、今日は様子が違った。6バーディ・3ボギーの3アンダーで、首位と2打差の6位タイに入った。

「バーディパットが入ってくれました。先週までパッティングに悩んでいたんですが、パターをマレットに変えて調子が上がってきました」

パターを変えると同時にグリップも変えた。太いスーパーストロークから、通常の細いグリップに付け替えたのだ。

「グリップを替えたこともあり、握り方も変えました。ショットのグリップのように左人さし指をトリガー状に曲げて握っていたんですが、左人さし指を伸ばして握るようにしました」

ストローク中の余計なリキミを抜くために、太いスーパーストロークグリップを装着し左人さし指を曲げて握っていたのに、ストローク中にリキんでしまっていたのだ。思いきってパターを変えたことが功を奏した。

「とにかく余計な力が入らず、スムーズに肩でストロークできるようになりました。まっすぐに引かなくちゃとかも意識することなく、フィーリング重視で臨機応変にストロークすることができています」。マレット型のパターは6年ほど前にも使っていた。左人さし指を伸ばす握りも、その頃にやっていたものだという。

ところで、実は買い物好きだという金田には、先週から欲しいものがあった。

「ブランドのバッグなんですが、最近は優勝争いどころかトップ10にも入っていないんです。どうしても欲しかったけど、ベスト10に入ってからにしよう、とガマンしたんです。初めてガマンしたかもしれません」

今は買い物をしているような状況じゃない。やるべきことがある、とガマンをしたのだ。そのガマンが、今日の結果につながったに違いない。

今シーズンはこれまで予選落ちが7回。予選落ちをするたびに、家に引きこもっていたという。引きこもりも金田にとっては息抜き。何も考えず、携帯のゲームに没頭していたという。だがゲームに熱中する機会も、これからは減りそうだ。

新しくコーチに迎えた南秀樹との相性も上々。結果が出てきている。「どこに振り上げたらいいのか分からなくなっていた」というスイングの悩みも、南コーチのフィニッシュから逆算して振れ、というアドバイスで解決した。

明日の大会2日目。推定30万円のバッグをかけて、金田久美子が突っ走る!

南秀樹は香川県で『3.7.3.ゴルフアカデミー』を主宰。2014年には鈴木愛を指導し、「日本女子プロゴルフ選手権」優勝に導いた。現在は成田美寿々をはじめ、城間絵梨、江澤亜弥、篠原まりあ等のコーチを務めている。

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