上井邦裕 初優勝を逃すも「楽しくできた」と大きな手応え

上井邦裕 初優勝を逃すも「楽しくできた」と大きな手応え

上井、敗戦からも得られることは多かった(撮影:村上航)

<RIZAP KBCオーガスタゴルフトーナメント 最終日◇27日◇芥屋ゴルフ倶楽部(7,151ヤード・パー72)>

主催者推薦で出場しツアー初優勝、シード復活を狙う上井邦裕は、池田勇太と並んで首位タイからのスタート。4バーディ・2ボギーの”70”でラウンド。大きく伸ばせずトータル15アンダーで2位にとどまった。13番までに4つのバーディを奪い、一時は単独首位にも立ったが14番、18番パー5と終盤のボギーが響いた。それでも4年ぶりの優勝争いに、得るものが大きかった。


一番悔やまれるのは14番だ。首位タイで迎えた上井のティショットはグリーン右手前のラフへ。2打目のアプローチは「中途半端に打ってしまった」とボールが止まらずピンを8メートルオーバー。そしてバーディパットは途中から急激な下りとなるラインが残った。「あと1、2転がりすればちょうど良かった」というバーディパットは下り傾斜の手前に止まった。3メートルのパーパットを決められずにボギーで後退。「あれはもったいなかった。ああいうのは一番ダメですね」と、池田にリードを許したことを悔やんだ。
 
2013年の東建ホームメイトカップ以来の最終日最終組。「今までの優勝争いは、なんか自分のゴルフをやっていない感じでしたけど、今日は勝つ気できて、自分の思いどおりのプレーで、逃げずにやれることをやれました。楽しくできましたよ。確実によくなっています」。2008年から続いた賞金シードを15年に喪失し、昨年末のファイナルQTは予選落ちとここ2年は苦しんでいたが、完全に不振から脱却した。

2位の賞金1000万円を加え、獲得賞金は1280万円を超えた。賞金ランキング61位から75位までに与えられる第二シードの例年のボーダーラインをクリア。また2位に入り次週のフジサンケイクラシックの出場権も獲得した。「出られる試合は少ないですが、(60位までの)第1シードを目指してがんばりますよ」と悔いの少ない優勝争いに大きな手応えを感じた。

コースを後にする上井にバッジの返却を促す声がかかった。ファイナルQTで予選落ちしている上井は、ツアーメンバーに与えられる名前入りの選手バッジを所持していない。ツアーメンバー外の選手が出場する場合、数字の書かれたテンポラリーバッジを貸与されるが、上井もこれを使用した。しっかりとバッジを返却したが、来年は自分の名前入りの選手バッジを所持しているのは間違いなさそうだ。

<ゴルフ情報ALBA.Net>